アジア株 上海香港は下落も下値は限定、人民銀が資金供給強化 中東懸念やや緩和 バイデン米大統領が近くイスラエル訪問か
アジア株 上海香港は下落も下値は限定、人民銀が資金供給強化 中東懸念やや緩和 バイデン米大統領が近くイスラエル訪問か
東京時間11:13現在
香港ハンセン指数 17795.30(-18.15 -0.10%)
中国上海総合指数 3077.56(-10.54 -0.34%)
台湾加権指数 16659.11(-123.46 -0.74%)
韓国総合株価指数 2430.32(-25.83 -1.05%)
豪ASX200指数 7031.10(-19.93 -0.28%)
アジア株は軒並み下落、中東情勢緊迫化を受けリスク回避姿勢が強まっている。イスラエル軍はガザへの侵攻の準備が整ったと発表した。
ただ、バイデン米大統領が週内にもイスラエルを訪問する計画だとの報道が伝わっており、紛争拡大に対する警戒感はやや後退している。週明けNY原油価格はやや下落、米長期債利回りは上昇している(安全資産需要後退)
米中関係悪化も懸念材料。バイデン米政権は昨年10月に発表した先端半導体技術やチップ製造業装置への中国のアクセス制限を強化する方針だと
関係者の話としてブルームバーグが報じている。米政権は中国のチップ製造会社を貿易制限リストに追加する。また、先端半導体技術の中国企業への販売も規制を強化する方針だ。
香港株と上海株は下落も下値は限定的、資金供給強化が材料視されている。中国人民銀行は16日、1年物中期貸出制度(MLF)を通じて2890億元の資金を供給した。ネットベースで2020年末以来の大きさとなる。
香港市場では中国海外発展や龍湖集団、CG SERVICES、華潤置地など不動産株が総じて下落。バイドゥなどハイテク関連の一角も下落している。一方、中国石油天然気や中国石油化工、中国海洋石油などエネルギー関連は上昇。
執筆者 : MINKABU PRESS
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