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ドル円は上値追い一幅も状況に変化なし 147円台前半に下落=NY為替概況

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ドル円は上値追い一幅も状況に変化なし 147円台前半に下落=NY為替概況

 きょうのドル円は戻り売りが優勢となっており、147円台前半に値を落とした。全体的にはドル買いの流れは続いているものの、動きに一服感も出ており、ドル円も利益確定売りが出ていたようだ。ただ、状況に変化はなく、上値追いの流れは継続している。

 市場ではFRBの金融政策の行方や年内の追加利上げに対する懸念が再燃している。FRBが追加利上げを正当化するために、最近の強い米経済指標を利用するのではないかという懸念が高まっているようだ。この日発表の米新規失業保険申請件数も労働市場の強さを示していた。

 市場からは「足元の米経済指標を見る限り、FRBは今月のFOMCでタカ派的なポーズを取る可能性が高い」との指摘も出ている。短期金融市場では9月FOMCは90%超の確率で据え置きを見込んでいるものの、11月FOMCでの追加利上げの確率は40%を超えている。

 ユーロドルは緩やかな売りに押され、1.26ドル台に下落。200日線を下放れ、下向きの流れを継続している。ユーロに関しては来週のECB理事会の動向が注目されている。追加利上げの可能性も捨て切れないものの、短期金融市場では0.25%ポイントの利上げの確率は35%程度で織り込んでいる状況。

 一部からは、ECBは高金利状態の長期化を選択するとの指摘が出ている。来週の理事会では金利を据え置く一方、引き締めサイクルが必ずしも終了していないことを強調すると見ている。来週は追加利上げは見送るものの、量的引締め(QT)は加速させる方向にシフトする兆しを見せ始めるかもしれないという。

 追加利上げを否定するものではないが、現在の中銀預金金利3.75%での水平状態を長期化させ、利下げは来年の第3四半期まで実施されないと予想しているようだ。

 一服感は出ているもののドル買いの流れが続く中で、ポンドドルは一時1.24ドル台半ばまで下落。下値模索が続いており、1.24ドル台前半に来ている200日線を試しそうな勢いだ。

 ここに来て、英中銀の利上げに黄色信号が点灯し始めていることもポンドの上値を重くしている模様。ベイリー英中銀総裁が前日の議会証言で「金利についてはサイクルの頂点に近い」と述べていた。市場からは、総裁の証言は利上げ一時停止の地ならしをしているように見えるとの声も出ている。

 そのような中で、英中銀は11月に利上げを一時停止する可能性が高まったとの指摘が出ている。9月21日に0.25%ポイントの利上げを実施し、今回の利上げサイクルを終了すると予想しているという。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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