アジア株 上海株は上げほぼ帳消し、3つの好材料も虚しく… 投資家の信頼回復は見込薄 香港は台風で終日取引中止
アジア株 上海株は上げほぼ帳消し、3つの好材料も虚しく… 投資家の信頼回復は見込薄 香港は台風で終日取引中止
東京時間14:10現在
香港ハンセン指数 18382.06(台風で終日取引中止)
中国上海総合指数 3123.68(+3.55 +0.10%)
台湾加権指数 16679.50(+44.99 +0.27%)
韓国総合株価指数 2562.12(+5.85 +0.23%)
豪ASX200指数 7283.40(-21.87 -0.30%)
インドSENSEX30種 64946.67(+115.26 +0.18%)
アジア株はまちまち。
上海株は0.10%高。不動産下支え策、財新製造業PMI、人民元上昇の3つのポジティブ材料も虚しく、上げをほぼ帳消しにしている。
住宅ローン金利引き下げと頭金比率引き下げはポジティブ材料だが、投資家の信頼が回復する見込みは薄い。
人民銀は今年初となる外貨預金準備率の引き下げを発表、発表時はサプライズで人民元が対ドルで急伸する場面があったが買いは続かず、上げをほぼ帳消しにしている。きょう発表された中国8月の財新製造業PMIは今年2月以来の高水準となったが材料視されず。
格付け会社ムーディーズは中国不動産大手の碧桂園控股を「Caa1」から「Ca」に引き下げた。流動性逼迫とデフォルトリスクの高まり、資金回収の見込みが薄いことを指摘している。碧桂園はデフォルトに陥る可能性があると警告している。
住宅ローン金利引き下げを受け、保利置業集団や金地集団、北京城建投資発展など不動産株は総じて上昇している。一方、ハイテクやコミュニケーションサービスは下落している。
香港市場は超大型台風接近のため終日取引中止。台風警報「シグナル8」で証券取引所やオフィス、学校が閉鎖され原則自宅待機。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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