前日のドル安に対する調整強まる、豪CPIは鈍化=東京為替概況
前日のドル安に対する調整強まる、豪CPIは鈍化=東京為替概況
昨日の海外市場でドル円は年初来高値を大きく更新する147円37銭を付けた後、145円67銭まで売りが出た。その流れもあり145円台で東京朝を迎えたが、東京市場ではドル安に対する調整が入り、146円台を回復する動きとなっている。
昨日のドル売りの原因となった米雇用動態調査(JOLTS)の厳しい結果もあり、金曜日の米雇用統計への警戒感が出ているが、ある程度の雇用の鈍化はジャクソンホール会議でパウエル議長が言及していたように想定内のことであり、米国の当面の金融引き締め姿勢は継続との思惑がドルを支えている。
昨日の海外市場で1.0892までユーロ高ドル安となったユーロドルは。1.0880台から1.0850台へドルの買いが入っている。
ユーロ円はドル主導の展開中、上下に振幅もややしっかり。ドル円の上昇が支えとなった。
午前中の7月豪消費者物価指数が約1年半ぶりに前年比5%を割り込む弱いものとなり、豪ドルドルは0.6470台から0.6450前後まで急落。豪中銀の利上げ再開期待が後退した。その後は買い戻しが優勢で0.6480台を付けている。対円でも指標発表を受けて94円50銭前後から94円17銭まで下げたが、昼前に下げ分を解消すると、その後94円70銭台まで上昇。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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