中国当局が人民元を安定させようしても、まだ下落余地=NY為替
ウォール街は、中国当局が人民元を安定させようと動き出しても、まだ下落余地があると見ている。先週、オフショア人民元が1ドル=7.30元を超え、昨年に付けた史上最安値まであと一歩のところまで元安が進んだ。しかし、中国人民銀行が口先介入で警告を発し、過去最大の日次基準レートのバイアスをかけて反撃した。
その努力もあって、人民元下落の勢いは弱まったように見えるが、こうしたその場凌ぎの措置では人民元安を食い止めるには不十分だとの声も出ている。
中国人民銀行の金利引き下げは米国との利回り格差を拡大させただけで、個人消費を刺激するような措置が講じられていないことや、不動産セクターの危機が広がる中で、逆に投資家の信頼を更に損ねていた。
「人民元のファンダメンタルズは、依然として非常に損なわれており、人民元の下落トレンドは長期化すると見ているが、当局が一方的な動きをけん制しようとしていることは留意される」との指摘も出ている。
USD/CHN 7.3061 CNH/JPY 19.9540
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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