アジア株 豪州株5カ月ぶり高値、利上げ停止期待 CPIが予想以上に伸び鈍化、コアインフレ1年ぶり低水準
アジア株 豪州株5カ月ぶり高値、利上げ停止期待 CPIが予想以上に伸び鈍化、コアインフレ1年ぶり低水準
東京時間14:02現在
香港ハンセン指数 19296.11(-138.29 -0.71%)
中国上海総合指数 3220.23(-11.29 -0.35%)
台湾加権指数 17184.83(-14.06 -0.08%)
韓国総合株価指数 2592.50(-43.96 -1.67%)
豪ASX200指数 7398.60(+58.93 +0.80%)
インドSENSEX30種 66841.50(+485.79 +0.73%)
アジア株はまちまち。
香港株は反落、前日に4%超急騰したことから利益確定の売りに押されている。もっとも、中国政府による不動産支援策強化や消費回復支援表明は引き続き好感されており、下値では買い戻しの動きも見られる。
景気支援策は決して大規模なものではないが、中国最高指導部らが「約束」したことを重要視、マーケットは中国の経済成長加速に向け当局がさらなる支援策を表明すると見ているもよう。
きのう上昇したCG SERVICESや龍湖集団など不動産株の一角が下落しているほか、華潤ビールや李寧、安踏体育用品といった消費者サービス関連も下落している。
豪州株は急伸、約5カ月ぶり高値をつけている。豪CPIを受け上げ幅を拡大している。
豪州第2四半期の消費者物価指数は予想以上に伸びが鈍化した。コアインフレに当たるトリム平均値は+5.9%と前回の+6.6%から伸びが大きく鈍化し、1年ぶりに5.0%台にまで低下した。インフレ伸び鈍化を受け8月会合での豪利上げ停止期待が一段と高まっている。ただ、インフレ伸び鈍化したとは言え豪中銀の目標水準(2-3%)は上回っている。
アルミニウムや銅、鉄鉱石、ニッケルなどの商品価格の上昇が材料視されており、BHPグループやリオティント、ミネラル・リソーシズ、アルミナなど素材関連が総じて上昇している。

執筆者 : MINKABU PRESS
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