東京株式(寄り付き)=売り買い交錯、米株安受け上値重い展開に
10日の東京株式市場は売り買い交錯、寄り付きの日経平均株価は前営業日比5円高の3万2393円と小反発。
前週末の欧州株市場は主要国の株価指数が高安まちまちだったが、米国株市場ではNYダウが取引後半に売りが顕著となり3日続落となった。6月の米雇用統計の結果は雇用者数の増加幅が市場コンセンサスを下回る一方、平均時給の伸び率は想定超となり、インフレ警戒感が高まるとともにFRBによる金融引き締め政策長期化への懸念が嫌気された。東京市場では前週末までの4営業日合計で1300円以上も水準を切り下げていることで、値ごろ感からの押し目買いも想定されるところだが、ETF分配金捻出のための売り圧力が上値を重くしそうだ。
出所:MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS
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