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ユーロドルの上昇にはより慎重な米金利見通しが必要=NY為替

為替 

 きょうのNY為替市場はこの日発表のISM非製造業景気指数が米サービス業の鈍化を示したことから、ドル売りが強まっており、ユーロドルは1.07ドル台に買い戻されている。ここ数日、ユーロドルは1.06ドル台に下落するものの、下押しできずに下値も固くなっていた中、この日のISM指数は都合の良い買戻しの材料となったようだ。

 きょうはラガルドECB総裁が欧州議会で証言を行っていたが、インフレ圧力はなお根強く、金利を一段と引き上げる必要があるとの認識を示していた。基調インフレがピークに達したことを示す明確な証拠は見られないとの考えを改めて示し、食品インフレも高止まりしていると述べている。

 ECBは来週6月15日に理事会を開催し、利上げを実施すると見られている。ラガルド総裁の発言はその期待を追認するものであるが、市場は十分に織り込んでおり、それ以降の追加利上げに関心が移っている。市場からは、ECBの政策がユーロに一段の上昇余地を与える見込みは薄いとの声も聞かれる。ECB理事の一部が、今後の利上げは小幅に留まる可能性に言及していたことを理由に挙げ、追加利上げに対する抵抗が今後強まることが予想されるという。

 そのうえで、ユーロドルが再び上昇軌道を回復するためには、FRBの金利見通しがより一層慎重になる必要があるとも指摘した。

EUR/USD 1.0707 EUR/JPY 149.63 EUR/GBP 0.8623

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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