ドル買いからユーロ買いに転じる、ウクライナ関連報道で=ロンドン為替概況
ドル買いからユーロ買いに転じる、ウクライナ関連報道で=ロンドン為替概況
ロンドン市場は、ドル買いからユーロ買いに転じている。東京市場からロンドン序盤にかけてはドル買いが優勢だった。NY原油先物が一時100ドル台乗せとなるなど、中東有事をめぐる不透明感がドル買い圧力となったほか、このあとの米CPIの大幅上昇を見込んだ動きも加わったようだ。しかし、「ウクライナ大統領府長官、ロシアとの和平合意に近づいている」との報道が伝わると、ユーロ買い主導に転じている。中東情勢に市場の関心が集まるなかで、ウクライナ関連報道に市場は虚を突かれた格好。ユーロドルは1.16台後半へと下げていたが、一気に1.17台乗せへと上昇。ユーロ円も186円台乗せ水準から186円台半ばへと買われている。対ポンドでもユーロが買われ、ユーロは全面高になっている。ポンドドルも連れ高となり、対ドル1.34台前半、対円214円付近へと買われている。ドル円はロンドン朝方に159.30台まで高値を伸ばしたあとは、159円台前半で高止まりしている。3月米CPIは、このあと日本時間午後9時30分に発表される。
ドル円は159円台前半での取引。東京早朝の158.95付近を安値に買いが優勢になっている。ロンドン朝方には高値を159.37付近に更新した。その後は上昇一服も159.20付近に高止まりしている。中東有事をめぐる動きに不透明感が残るなかでドル買い圧力が根強い。
ユーロドルは1.17台前半での取引。東京早朝の1.17ちょうど付近から、ロンドン序盤にかけては1.1678付近までドル買い・ユーロ売りが進行した。しかし、「ウクライナ大統領府長官、ロシアとの和平合意に近づいている」とのヘッドラインニュースを受けてユーロ買いに急転回した。足元では高値を1.1710台へと伸ばしてきている。ユーロ円も堅調。東京午前の185.95付近を安値に、足元では高値を186.55付近に伸ばしている。対ポンドでもユーロ買いが優勢。
ポンドドルは1.34台前半での取引。東京早朝の1.3430台からロンドン序盤にかけては1.3411付近まで下落。有事のドル買い圧力に押された。しかし、ロンドン時間に入ってユーロドルが急伸すると連れ高となり高値を1.3444付近に伸ばしている。ポンド円は東京早朝の213.53付近を安値に買われて、ロンドン市場では高値を214.09付近に伸ばした。その後は214円台割れへと小反落している。ユーロポンドは0.8704から0.8718までのレンジでユーロ買い・ポンド売りの動きとなっている。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。