円高期待も根強い ドル円は年末までに125-130円のレンジに下落との見方も=NY為替
NY時間の終盤に入ってドル円はやや伸び悩む動きが見られており、136.30円付近での推移となっている。本日はドル買いが優勢となり、ドル円も136円台に再浮上している。一時136.70円付近まで上昇し、200日線が控える137円ちょうど付近を試しに行くか注目される。
ただ、円高への期待も根強い。米経済が景気後退に陥るにつれてリスク回避の円高が強まり、ドル円は年末までに125-130円のレンジに下落する可能性があるという。米経済がどのような不況に突入するのかを確認する必要があるが、今後のFRBの金融政策の行方と米債務上限問題に関する対立をリスク要因に挙げている。米債務上限問題を巡る民主党と共和党の争いは、米経済の信頼感に打撃を与え、より深く、より早く景気後退につながる可能性があるという。そのような中、年内の円はG10通貨をアウトパフォームすると予想しているという。
USD/JPY 136.33 EUR/JPY 148.13
GBP/JPY 170.20 AUD/JPY 90.77
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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