アナリストがアップルの投資判断を「売り」に引き下げ=米国株個別
アナリストがアップル<AAPL>の投資判断を「売り」に引き下げ、目標株価も120ドルに引き下げた。ウォール街で「売り」の判断をしているアナリストは全体の5%で、約80%は「買い」の判断をしている。
アイフォーンの慎重な見通しを理由に挙げた。スマホの買い替えサイクルの長期化は2024年まで続くと考えられる中、米中関係の悪化で中国での販売に対するリスクが高まると指摘。
また、買い替えサイクルの長期化については、無線通信事業者による携帯電話乗り換えへの補助金が今後少なくなってくることや、5Gへの関心を高めるようなアプリケーションがないこと、および広範なマクロ環境の弱さを挙げている。
同社の最新の四半期における売上高低迷の主な原因は、供給問題よりも買い替えサイクルにあるとも指摘。また、同社のサービス事業についても慎重な見方をしており、同部門のコンセンサス予測はアグレッシブに見えると記している。
仮に見通しが間違っていて、売上高全体におけるサービス部門の構成比が5%拡大して26%になったとしても、同社の投資判断を再引き上げすることはあり得ないとも述べた。
(NY時間10:37)
アップル<AAPL> 149.86(-0.74 -0.49%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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