ドル円は午後に入って買いが強まる=東京為替概況
ドル円は午後に入って買いが強まる=東京為替概況
午前中はドル売りが優勢。先週末の海外市場で一時130円台後半まで上昇したものの、129円台に落として週の取引を終えたドル円。週末終値に近いところで週明けの取引をスタートすると、先週末NY午後の流れを継続する形でドル売り円買いとなった。
先週金曜日にタカ派で知られるウォラーFRB理事が、次回のFOMCでの0.25%利上げへの利上げ幅再縮小見通しに言及したことで、大幅利上げ継続期待が後退しドル売りが入りやすい地合いとなった。米10年債利回りの低下などもドル売りを誘い、ドル円は129円04銭をつけている。
午後に入って一転してドル買い円売りとなった。先週の日銀金融政策会合で拡充が決まった共通担保資金供給オペについて、5年物1兆円の実施が通告され、円売りにつながった。応札は3.1兆円となっており、公表後に円売りが強まって朝の高値を超えて129円90銭台を付けている。
ユーロドルは午前中のドル売りに1.0850ドル前後から1.09ドル前後へ上昇。午後はユーロ円の買いなどが支えとなり、高値圏で揉み合い。
ユーロ円は午前中140円台後半での推移となっていたが、午後のドル円の上昇に141円台半ば超えまで上昇。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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