米独の１０年債利回り格差はさらに縮小の余地あり＝ＮＹ為替

　明日からのクリスマス休暇を控える中、ユーロドルも動意薄の展開となっており、１．０６ドル台前半での振幅が続いている。次第に上値は重くなっている雰囲気もあるが、本日１．０５３５ドル付近に来ている２１日線の上はしっかりと堅持しており、リバウンド相場を維持している。

　ユーロドルを考える上で米独の金利差はポイントの１つと思われるが、市場からは米独の１０年債利回り格差はさらに縮小の余地があるとの指摘も出ている。

　その主な理由としてはＥＣＢがＦＲＢよりもタカ派的であることと、ユーロ圏で国債の供給が大幅に増加している点を挙げている。さらに、欧州のインフレ鈍化が米国に遅れをとっている点も明らかだという。

EUR/USD　1.0620　EUR/JPY　141.00　EUR/GBP　0.8804

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美