防衛関連を「ロック・イン」、民間航空宇宙を「ニュアンス」と評価=米国株個別
アナリストは、今後10年間は防衛関連銘柄を「ロック・イン(固定された)」、民間航空宇宙関連については「ニュアンス(微妙)」と評価している。
大国間の競争復活によって米国と欧州の防衛予算は増加し、現在の株価は潜在的な成長見通しから見て妥当と思われる水準の下限に過ぎないという。過去の防衛サイクルでは、防衛予算は50-125%拡大しており、これは業界の力強い成長への道筋となり得るという。
一方、航空輸送量の正常化に伴い、民間航空宇宙のサイクルは肯定的に見ているが、今後5-6年で現航空機モデルの引退が加速することが予想され、アフターマーケットに左右される銘柄よりも、オリジナルに露出した銘柄を選好するとしている。
投資判断はロッキード・マーチン<LMT>、ゼネラル・ダイナミックス<GD>を「買い」とし、レイセオン<RTX>、ノースロップ・グラマン<NOC>を「中立」とした。ボーイング<BA>は「買い」を継続。
(NY時間10:11)
ボーイング<BA> 184.62(+8.12 +4.60%)
ロッキード・マーチン<LMT> 487.71(+6.51 +1.35%)
ゼネラル・ダイナミクス<GD> 248.30(+2.09 +0.85%)
レイセオン<RTX> 100.07(+1.03 +1.04%)
ノースロップ・グラマン<NOC> 545.31(+5.10 +0.94%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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