モデルナが決算受け下落 通期のワクチン購入契約の見通しを下方修正=米国株個別
モデルナ<MRNA>が下落。取引開始前に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を下回った。一部の顧客がワクチン購入を来年に延期したことが影響した。
また、通期のワクチン購入契約の見通しを20億-30億ドル分、下方修正したことも嫌気されている。今年分のワクチン購入契約は計180億-190億ドルで、従来は210億ドルを見込んでいた。
供給問題によって納品の一部が来年にずれ込んだことが影響したという。来年分は45億-55億ドルを受注。ただ、このうちの最大30億ドル相当は今年納品予定だった分の繰り延べだという。
(7-9月・第3四半期)
・1株利益(調整後):2.53ドル(予想:3.59ドル)
・売上高:33.6億ドル(予想:37.4億ドル)
ワクチン:31.2億ドル(予想:38.6億ドル)
共同研究:1億ドル(予想:0.38億ドル)
助成金:1.44億ドル(予想:0.93億ドル)
・営業利益:11.7億ドル(予想:17.3億ドル)
・研究開発費:8.2億ドル(予想:7.9億ドル)
(NY時間13:53)
モデルナ<MRNA> 146.67(-1.95 -1.31%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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