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英大型減税計画を大胆に撤回してポンド買い、一巡後は再びドル円高値更新=ロンドン為替概況

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英大型減税計画を大胆に撤回してポンド買い、一巡後は再びドル円高値更新=ロンドン為替概況

 ロンドン市場は、ポンド相場が神経質に振幅。この日、ハント英財務相が中期財政計画について声明を発表すると報じられたことが市場の注目を集めた。事前に所得税の1ポイント引き下げを2024年まで延期するとの報道が流れていたが、ハント財務相の発表内容はより減税措置の撤回を鮮明なものとした。所得税減税については無期限に撤回とされた。その他、大方の措置をUターンさせており、節約効果は320億ポンドと発表されている。これを受けて1.12台で神経質な上下動を繰り返していたポンドドルは一時1.1331近辺まで買われた。英長期債利回りが大幅低下、欧州株、米株先物ともに上昇と市場は歓迎ムード。ただ、ポンド買いの動きはすぐに一巡、ポンドドルが1.12台に反落する動きが全般的なドル買いの動きにつながった。特に上昇の機会をうかがっていたドル円が買われ、高値を148.89レベルまで伸ばしている。先週末の高値を上回り32円ぶりの高値水準となっている。ユーロドルはポンドドルにつれた動きにとどまっており、0.97台半ばを軸とした振幅にとどまっている。クロス円は株高の動きを受けて底堅く推移。ポンド円は一時168円台乗せ、ユーロ円は145円台乗せに。

 ドル円は148円台後半での取引。先週末の海外市場で147円台後半から148円台後半へと買われたあと、週明けは小幅の調整を経て高止まりて取引を開始。東京市場では148.80近辺まで買われたあとは揉み合いに。ロンドン序盤もポンド相場の神経質な上下動を横目に揉み合いが続いた。しかし、ポンド買いが一巡するタイミングでドル円の買いが再開。一時148.89レベルと先週末につけた高値148.86レベルを上回り、32年ぶりの高値水準を更新した。

 ユーロドルは0.97台半ばでの取引。先週末からのレンジ取引が続いている。ロンドン序盤に0.9711近辺まで軟化。その後、ポンド買いとともに0.9771近辺までのレンジ。ほとんどの時間帯は0.9750を中心とした揉み合いとなっている。ユーロ円は底堅く推移。144.50台まで小幅軟化したあとは145.22近辺に高値を伸ばしている。対ポンドでは売買交錯もややユーロの上値は重かった。ユーロ独自の値動きはみられていない。

 ポンドドルは1.12台後半での取引。ハント英財務相が中期財政計画について声明を発表すると報じられ、ポンド相場は神経質な動きを示している。事前に1.1220台まで下げたあと、買戻しが入って声明発表を迎えた。予想以上のUターン政策となりほとんどの減税策が撤回、延期されている。節約効果は320億ポンドに及ぶとしている。これを受けてポンドドルは一時1.1331近辺まで買われた。しかし、買い一巡後は1.12台後半へと押し戻され、値動きは一服。ポンド円は167円ちょうど付近で下げ止まると一時168.41近辺まで買われた、その後は167円台後半から168円付近で高止まりしている。ユーロポンドは0.86台後半で上値を抑えられており、一時0.8621近辺まで下げた。 

minkabu PRESS編集部 松木秀明

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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