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アジア株は下落、米株安や中国景気鈍化を懸念した売り 習近平国家主席が「ゼロコロナ」重要性を強調

株式 

アジア株は下落、米株安や中国景気鈍化を懸念した売り 習近平国家主席が「ゼロコロナ」重要性を強調

東京時間14:00現在
香港ハンセン指数   16414.87(-172.82 -1.04%)
中国上海総合指数  3068.83(-3.16 -0.10%)
台湾加権指数     12948.44(-179.68 -1.37%)
韓国総合株価指数  2214.42(+1.87 +0.08%)
豪ASX200指数    6662.90(-95.93 -1.42%)
インドSENSEX30種  58089.50(+169.53 +0.29%)

アジア株は軒並み下落、前週末の米株大幅安を懸念した売りが続いているほか、中国共産党大会に対する失望感も広がっている。時間外で米株が上昇していることを受け、韓国とインドは買い戻されている。

習近平国家主席は中国経済の発展よりもコロナと台湾問題を重視するもよう。習近平国家主席が「ゼロコロナ政策」の重要性を改めて強調したことで、党大会終了後もコロナ規制は続く見通しで、来年も続くと予想する専門家もいる。台湾統一については、決して武力行使を放棄することはない。解決するのも決定するのも中国人だと述べており、台湾問題を巡り米国との対立激化も懸念される。

香港株は1.04%安、ハイテクや消費者サービス関連など幅広い銘柄が下落している。共産党大会で不動産セクターへの支援が講じられると予想されていたが、特に目立った言及はなく、失望感から碧桂園控股や龍湖集団、中国海外発展など不動産株が総じて下落している。

上海株は小幅下落。今週予定されているGDPと貿易統計、小売売上高や鉱工業生産などの中国一連の指標を控え積極的な売買は手控えられているもよう。貿易統計は従来14日に発表される予定だったが、16日開催の共産党大会を前に発表を見送った。理由は明かされていないが、党大会を配慮し、低調な貿易統計を公表することをやめたと思われる。

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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