アジア株は下落、中国景気減速懸念 共産党大会後も「ゼロコロナ」維持との見方 香港株は1.9%安
アジア株は下落、中国景気減速懸念 共産党大会後も「ゼロコロナ」維持との見方 香港株は1.9%安
東京時間11:08現在
香港ハンセン指数 16506.14(-326.22 -1.94%)
中国上海総合指数 2956.48(-23.31 -0.78%)
台湾加権指数 13008.51(-97.52 -0.74%)
韓国総合株価指数 2186.23(-5.84 -0.27%)
豪ASX200指数 6642.30(-2.69 -0.04%)
アジア株は総じて下落、世界的な景気減速や英金融市場の混乱、ウクライナ情勢などが懸念されている。
中国で16日に開催される共産党大会のあとに「ゼロコロナ政策」が緩和されるとの期待感が広まっていたが、人民日報の報道がそれを打ち消した。中国共産党機関紙・人民日報は11日、中国の「ゼロコロナ政策」を維持することが必要だと指摘する社説を掲載。「ゼロコロナ政策」は中国の経済を安定させ、人命を守るための鍵であり、国はそれを固守しなければならないと指摘した。IMFは2023年も中国は失速が続くと予想するレポートを公表しており、中国の景気減速懸念が再燃している。
香港株は約11年ぶり安値をつけている。アリババやバイドゥ、舜宇光学科技などハイテク関連の下げが目立つ。台湾市場でも聯発科技やTSMCなど半導体銘柄が総じて下落している。きのうの米株式市場でナスダックが1%超下落したことや、インテルが数千人規模の人員削減を計画しているとの報道が懸念されているもよう。

執筆者 : MINKABU PRESS
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