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FX/為替「ドル/円、米CPIで値幅拡大もレンジ内にとどまる公算」 外為トゥデイ 2022年9月13日号

マネ育チャンネル 

外為トゥデイ

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2022年9月13日9時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

目次

▼12日(月)の為替相場
(1):独連銀総裁発言からユーロ買い
(2):豪ドル/円 2015年1月以来の98円台
(3):英経済指標 予想を下回る
(4):ECB副総裁 75bp利上げ継続を目指す
(5):米債入札不調 ドル/円持ち直す

▼12日(月)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:米8月CPIに注目/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント

12日(月)の為替相場

期間:12日(月)午前7時00分~13日(火)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):独連銀総裁発言からユーロ買い

週明けのオセアニア市場でユーロが上昇。ユーロ/円は前週末の終値(143.29円前後)を上回る水準で東京市場の取引が始まった。前週末に独連銀のナーゲル総裁が、欧州中銀(ECB)が8日に75bp(0.75%ポイント)の大幅利上げを決めたことについて「明確なサインだった」とした上で「インフレの状況に変化がなければ、さらにはっきりした対応が必要だ」と述べたことが材料視された。ウクライナ軍が北東部ハルキウ州で領土を奪還したと伝わったこともユーロの支援材料になった模様。

(2):豪ドル/円 2015年1月以来の98円台

豪ドル/円が2015年1月以来の98円台に上昇。前週末の米国株の上昇を好感してアジア株が上昇する中、リスク選好の動きが強まった。

(3):英経済指標 予想を下回る

英7月国内総生産(GDP)は前月比+0.2%と予想(+0.3%)を下回った。電力生産が減少し、エネルギー料金が上昇したことが影響した。英7月鉱工業生産も前月比-0.3%と予想(+0.3%)に反して低下した。英7月貿易収支は193.62億ポンドの赤字となり、赤字額は予想(223.50億ポンド)を下回った。

(4):ECB副総裁 75bp利上げ継続を目指す

デギンドス欧州中央銀行(ECB)副総裁は先週決定した大幅利上げについて「インフレ期待の抑制が目的」と説明した。また75bpの利上げを今後も続けていくことを目指すと発言。これを受けユーロ/円は2014年12月以来となる145.64円前後まで上昇した。その後、シュナーベルECB専務理事も「インフレ率を予定通り目標に到達させるため、さらなる利上げを期待する」と発言してタカ派姿勢を改めて示した。

(5):米債入札不調 ドル/円持ち直す

米3年債と10年債の入札が不調だったことを受け米国債利回りが上昇。米10年債利回りは約3カ月ぶりの水準となる3.3751%を付けた。ユーロに対するドル売りの影響などで下落していたドル/円も米長期金利につれて持ち直した。

12日(月)の株・債券・商品市場

外為注文情報

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【情報提供:外為どっとコム】

  • ※ 「外為注文情報」とは、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況を確認できるツールのことを指します。
  • ※また、高機能チャート(無料)では「取引分析」 を選択することで、チャート上に注文情報の表示が可能です。
  • ※ 尚、この外為注文情報は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。

 

本日の見通し

ドル/円の見通し:米8月CPIに注目

昨日のドル/円は終値ベースで約0.1%上昇。前週末に下落した反動で143.50円付近まで買いが先行したが、対欧州通貨を中心にドルが下落した影響から142.16円前後まで反落するなど上値の重い展開となった。ただ、米債入札が不調に終わったことで米長期金利が上昇すると142.80円台に値を戻して小幅高で取引を終えた。

本日は米8月消費者物価指数(CPI)に市場の関心が集まっている。市場予想は前月比-0.1%、前年比+8.1%となっており、2年3カ月ぶりに前月比で低下すると見られている。他方、食品とエネルギーを除いたコアCPIは前月比+0.3%、前年比+6.1%と高水準の伸びが続く見通しだ。

仮にCPIが予想から下振れすれば、ドル/円には下落圧力がかかると見られるが、米連邦公開市場委員会(FOMC)による9月の75bp(0.75%ポイント)利上げ観測が後退する公算は小さく、下値は限定的だろう。141円台半ばは引き続きサポートされると見る。

反対にCPIが上振れすればドル/円は上昇すると考えられるが、市場はすでに9月の75bp利上げを9割がた織り込んでいることを踏まえると144円台前半では上値が抑えられそうだ。注目の米8月CPIを受けてドル/円の値幅は拡大すると予想されるが、直近のレンジは上下ともに抜けられない公算が大きいだろう。

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kanda.jpg株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、WEB・新聞・雑誌・テレビ等にコメントを発信。
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本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。

マネ育チャンネル:外為どっとコム

執筆者 マネ育チャンネル

執筆者 : マネ育チャンネル|外為どっとコム

マネーを育てよう!をテーマに、外為どっとコム総合研究所に所属する研究員が執筆するオリジナルレポートのほか豪華講師陣の貴重なFXレポート、個人投資家や著名投資家のインタビュー記事など、バラエティ豊かな情報を配信しています。為替トレンドに合わせた特集記事やFX初心者でも安心の学習コンテンツを用意しており、個人投資家の取引技能の向上に寄与すべく活動しています。

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