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FX/為替「ドル/円、24年ぶり高値139.39円を巡る攻防」 外為トゥデイ 2022年8月31日号

マネ育チャンネル 

外為トゥデイ

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2022年8月31日9時00分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

目次

▼30日(火)の為替相場
(1):独8月CPI 約50年ぶりの高水準
(2):米住宅関連指標 予想下回る
(3):ドル/円 1カ月半ぶりに139円台到達
(4):株・原油安から豪ドル/円が売り優勢

▼30日(火)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:24年ぶり高値139.39円を巡る攻防/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント

30日(火)の為替相場

期間:30日(火)午前6時10分~31日(水)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):独8月CPI 約50年ぶりの高水準

独8月消費者物価指数(CPI)・速報値は前年比+7.9%と、前月の+7.5%から上昇した(予想+7.8%)。約50年ぶりの高水準となった。欧州連合(EU)基準の8月CPIは前年比+8.8%と予想と一致した。なお、その後独連銀のナーゲル総裁は「インフレ目標の信頼性を維持するために断固とした対応をしなければならない」「個人的な見解では、より大幅な利上げは、インフレ期待が固定化されなくなるリスクを軽減する」などと発言した。

(2):米住宅関連指標 予想下回る

米6月FHFA住宅価格指数は前月比+0.1%と予想(+0.8%)を下回り、米6月ケース・シラー住宅価格指数も前年比+18.65%と予想(+19.20%)を下回った。

(3):ドル/円 1カ月半ぶりに139円台到達

米7月JOLT求人件数は1123.9万件と市場予想(1037.5万件)を上回った。また、米8月消費者信頼感指数は103.2と予想(98.0)を上回った。労働市場のひっ迫と消費者マインドの改善を受けて、米連邦準備制度理事会(FRB)が9月に75bp(0.75%ポイント)の利上げを行うとの見方が優勢となった。ドル/円はその後、1カ月半ぶりに139.07円前後まで上昇した。なお、その後NY連銀のウィリアムズ総裁は「インフレに下押し圧力をかけ、制約された供給を需要と一致させるために、FRBは政策金利を3.5%を幾分上回る水準に引き上げる必要がある」との認識を示した。

(4):株・原油安から豪ドル/円が売り優勢

米利上げ観測の高まりを受けて米国株が下げ幅を拡大。世界的な金融引き締めで需要が鈍るとの懸念からNY原油(WTI)も大幅安となる中、豪ドル/円は一時95円台を割り込んで下落した。

30日(火)の株・債券・商品市場

外為注文情報

<外為注文情報はこちら>

【情報提供:外為どっとコム】

  • ※ 「外為注文情報」とは、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況を確認できるツールのことを指します。
  • ※また、高機能チャート(無料)では「取引分析」 を選択することで、チャート上に注文情報の表示が可能です。
  • ※ 尚、この外為注文情報は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。

 

本日の見通し

ドル/円の見通し:24年ぶり高値139.39円を巡る攻防

昨日のドル/円は終値ベースで0.1%未満の小幅高。一時は138.06円前後まで下落したが、米7月JOLTS求人件数と米8月消費者信頼感指数がいずれも予想を上回ると、約1カ月半ぶりに139.07円前後まで上昇した。ただ、139円台では戻り売り圧力が強く138円台後半に押し戻されて取引を終えた。7月に付けた24年ぶり高値の139.39円前後が上値抵抗として意識されているようだ。

本日は、改めて139.39円を巡る攻防に注目したい。仮に上抜ければストップロスを誘発して上げ足を速め、心理的節目の140.00円を試す動きが強まる可能性もあろう。

もっとも、月末最終日の本日は特殊フローによる下落を警戒する声もある。グローバル投資家のリバランス(投資資金の再分配)としてドル売りが出やすいとの見方だ。24時のロンドン・フィキシングの前後は突発的な値動きに注意が必要となりそうだ。

注目の経済指標

注目のイベント

※時間は日本時間での表示になります。
※「注目の経済指標」「注目のイベント」は注目度が高い順に「◎」「○」「無印」で表示しております。
※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。

kanda.jpg株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、WEB・新聞・雑誌・テレビ等にコメントを発信。
●免責事項
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。

マネ育チャンネル:外為どっとコム

執筆者 マネ育チャンネル

執筆者 : マネ育チャンネル|外為どっとコム

マネーを育てよう!をテーマに、外為どっとコム総合研究所に所属する研究員が執筆するオリジナルレポートのほか豪華講師陣の貴重なFXレポート、個人投資家や著名投資家のインタビュー記事など、バラエティ豊かな情報を配信しています。為替トレンドに合わせた特集記事やFX初心者でも安心の学習コンテンツを用意しており、個人投資家の取引技能の向上に寄与すべく活動しています。

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