ドル円は約3週間ぶりの高値、積極的な米利上げ観測の再燃で=東京為替概況
19日の東京外国為替市場でドル円は136.37円付近まで上昇し、約3週間ぶりの円安・ドル高水準となった。米経済は悪化しつつも底堅さが見られるため、来月の米連邦公開市場委員会(FOMC)以降も積極的な金融引き締めが続くと想定されている。先週発表された7月の米消費者物価指数(CPI)は伸びが鈍化したものの、その後に発言する米金融当局は積極的な利上げを支持している。
ただ、東京序盤以降のドル円の動意は限定的。来週のジャクソンホール会合におけるパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演を控えて、雰囲気は慎重。
ドル円に連動し、ユーロ円は137.44円付近、ポンド円は162.46円付近、豪ドル円は94.29円付近まで水準を切り上げた。ただ、対欧州通貨ではドル高圧力が強く、ユーロ円やポンド円の上値は重かった。
MINKABU PRESS
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。