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FX/為替「FOMC議事録はいくぶんハト派的 関心はジャクソンホールへ」 外為トゥデイ 2022年8月18日号

マネ育チャンネル 

外為トゥデイ

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2022年8月18日9時00分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

目次

▼17日(水)の為替相場
(1):豪賃金指数 予想下回る
(2):英CPI 約40年ぶりに10%超
(3):米個人消費 堅調
(4):FOMC議事録公表

▼17日(水)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:上下に振れやすい展開/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント

17日(水)の為替相場

期間:17日(水)午前6時10分~18日(木)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):豪賃金指数 予想下回る

豪4-6月期賃金指数は前年比+2.6%と予想(+2.7%)を下回った。賃金インフレ圧力が思ったほど高まらなかったことから利上げ加速期待が後退する形で豪ドル売りが優勢となった。

(2):英CPI 約40年ぶりに10%超

英7月消費者物価指数(CPI)は前年比+10.1%と予想(+9.8%)を上回り、約40年ぶりに10%を超える高い伸びを記録した。これを受けて次回の英中銀金融政策委員会(MPC)での50bp(0.50%ポイント)の利上げ期待が強まった。

(3):米個人消費 堅調

米7月小売売上高は前月比±0.0%と予想(+0.1%)を下回った。ガソリン価格の上昇一服によってガソリンスタンドの売上高が減少したことが響いた。もっとも、変動の大きい自動車を除いた売上高は前月比+0.4%と予想(-0.1%)を上回っており、米国の個人消費の堅調さを示した。ドル/円はやや乱高下したものの、英7月CPIを受けて世界的なインフレ圧力の高さが意識される中、米長期金利の上昇とともに強含みの流れを維持した。

(4):FOMC議事録公表

米連邦公開市場委員会(FOMC)は7月会合の議事録を公表。インフレ圧力が弱まっている証拠はほとんどないとした上で、7月会合では当局者全員が75bpの利上げを支持していたことが明らかとなった。一方で「必要以上に引き締めを行う可能性がある」として警戒感を滲ませたほか、「ある時点で利上げのペースを緩めることが適切となる」と将来的な利上げペース減速の可能性を示唆した。議事録は想定していたほどタカ派的ではなかったと受け止められ、米国債利回りが上げ幅を縮小するとドル/円は一時135円台を割り込んだ。

17日(水)の株・債券・商品市場

外為注文情報

<外為注文情報はこちら>

【情報提供:外為どっとコム】

  • ※ 「外為注文情報」とは、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況を確認できるツールのことを指します。
  • ※また、高機能チャート(無料)では「取引分析」 を選択することで、チャート上に注文情報の表示が可能です。
  • ※ 尚、この外為注文情報は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。

 

本日の見通し

ドル/円の見通し:上下に振れやすい展開

昨日のドル/円は1週間ぶりに135円台を回復。英7月消費者物価指数(CPI)の上振れを受けて世界的なインフレ圧力の強さが改めて意識され、米長期金利が上昇すると135.50円前後まで上伸した。ただ、NY午後に発表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録が想定したほどタカ派的ではなかったと受け止められ一時135円台を割り込むなど、やや伸び悩んだ。FOMC議事録では、これまでの利上げの影響を検証しながら「どこかの時点で利上げのペースを緩めることが適切になる」との見解が示された。これを受けて米2年債利回りが上げ幅を縮小。市場では、9月FOMCの利上げ幅は75bp(0.75%ポイント)ではなく50bpに落ち着くとの見方が優勢となった。

ドル/円は、引き続き9月FOMCの利上げ幅を巡る思惑で上下に振れやすい展開となりそうだ。本日はカンザスシティ連銀総裁やミネアポリス連銀総裁の講演が注目されよう。もっとも、来週後半にはパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の出席が見込まれる注目のジャクソンホール・シンポジウムが行われる。市場の関心がジャクソンホールへと移ることでドル/円の値動きはやや落ち着きそうだ。

注目の経済指標

注目のイベント

※時間は日本時間での表示になります。
※「注目の経済指標」「注目のイベント」は注目度が高い順に「◎」「○」「無印」で表示しております。
※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。

kanda.jpg株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、WEB・新聞・雑誌・テレビ等にコメントを発信。
●免責事項
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。

マネ育チャンネル:外為どっとコム

執筆者 マネ育チャンネル

執筆者 : マネ育チャンネル|外為どっとコム

マネーを育てよう!をテーマに、外為どっとコム総合研究所に所属する研究員が執筆するオリジナルレポートのほか豪華講師陣の貴重なFXレポート、個人投資家や著名投資家のインタビュー記事など、バラエティ豊かな情報を配信しています。為替トレンドに合わせた特集記事やFX初心者でも安心の学習コンテンツを用意しており、個人投資家の取引技能の向上に寄与すべく活動しています。

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