ロブロックスが決算受け下落 ブッキングが予想下回る＝米国株個別

　オンラインゲームのロブロックス＜RBLX＞が下落。前日引け後に４－６月期決算（第２四半期）を発表し、１株損益が予想以上の赤字となったほか、ブッキング（繰り延べ分などを加えた調整後の売上高）も予想を下回った。１日アクティブユーザー数も予想を下回っている。パンデミック後のゲーム業界全体の不振の中で期待外れの決算となった。

　外出制限の終了に伴い、人々がゲームをする時間が減り、価格上昇により、ゲームを購入したり、ゲーム内で買い物をしたりする金額も減っている。ゲーム会社は不況に強いと言われてきたが、もはやそうではないことが示されている。

　子供や１０代の若者に絶大な人気を誇る同社は、ユーザーがゲームを作って遊ぶためのプラットフォームを提供している。同社は事業は改善されていると述べている。

　なお、６月には約４０億時間がプラットフォームに費やされ、７月の１日アクティブユーザー数は過去最高の５８５０万人に達したと報告した。

　アナリストは、「第１四半期までは利益圧縮が続いたため、ここからの同社の規模と収益性の道筋には引き続き慎重な見方をしている。７月のブッキングは相対的に明るい話題で、６月および７月は、４カ月連続で減少していた１日アクティブ・ユーザー（ＤＡＵＳ）の減少を反転させている」と評した。７月のＤＡＵＳは５８５０万人。

（４－６月・第２四半期）
・1株損益（調整後）：-0.24ドル（予想：-0.11ドル）
・売上高：5.91億ドル
・ブッキング：6.40億ドル（予想：6.57億ドル）
・EBITDA（調整後）：5460万ドル（予想：7110万ドル）
・FCF：-5730万ドル（予想：-796万ドル）
・１日アクティブユーザー（DAUS）：5220万人（予想：5400万人）

（NY時間10:05）
ロブロックス＜RBLX＞　44.48（-2.87　-6.06%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美