ユーロ円は調整が続く ドイツ経済、第3四半期にリセッション入りの公算=NY為替
ユーロ円はNY時間の朝方に176円台まで買い戻されていたものの、米株式市場が伸び悩む動きを見せていることもあり、一時175円台に再び値を落としている。ユーロ円は21日線の上をしっかりと維持しており、上向きの流れは維持しているものの、先週にユーロ発足以来の高値を更新した後の、調整の動きは続いている。
ドイツ経済は夏の間にリセッション(景気後退)入りした可能性が高いとの指摘がエコノミストから出ている。欧州最大の経済大国は今年、関税の不透明感に苦しみ、重要な輸出部門が打撃を受け、根本的な弱さが増しているという。鉱工業生産は低迷し、今週発表された統計でも8月は再び低下した。
同エコノミストの推計によると、第3四半期のドイツ経済はマイナス成長になる可能性が高いという。第2四半期に引き続き、ドイツ経済は短期間ではあるものの、リセッション入りすることになるという。ドイツの第3四半期GDP速報値は今月末に発表される予定。
EUR/JPY 176.02 USD/JPY 151.35 EUR/USD 1.1630
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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