米制度への信頼低下がドル安の背景=NY為替
きょうの為替市場はドル安が優勢となっており、ドル円は151円台前半に下落。ユーロドルも上昇しており、1.1640ドル近辺で推移している。9月中旬のFOMCを境にドル相場はドル高の流れが続いていたが、ここに来てその流れに一服感も出始めている。
ストラテジストは、米国への信頼低下がドル安の主因だと述べている。トランプ政権下で、FRBを含む中央機関の独立性が損なわれていると指摘。これが通貨市場でのドルへの懐疑論の高まりを招いていると述べている。
フランスで政治危機が続いているにもかかわらず、ドルはユーロに対して軟調傾向を維持していると指摘。FRBの利下げ期待がドルの重しになっているとも言えるが、この説明では不十分で、ドルの軟調傾向がすぐに解消されるとは予想していないという。
USD/JPY 151.26 EUR/USD 1.1639 GBP/USD 1.3389
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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