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為替相場まとめ8月1日から8月5日までの週

為替 

 1日からの週は、神経質な相場展開だった。中国PMIの悪化、ペロシ米下院議長の台湾訪問をめぐる米中の緊張の高まりなどが相場心理への重石となった。ウクライナ戦争とともに東アジアでも地政学リスクが台頭している。一方、米ISM非製造業景気指数の予想外の改善が米景気後退観測を緩和した。イタリア政局不安については「イタリアの同胞」主導で連立政権がまとまる期待が広がり、伊債利回りは低下。この週は中銀金融政策発表も注目された。豪中銀は予想通り0.5%ポイントの利上げ、声明で今後の利上げについてはデータ次第と方針を変更、来年以降の利下げ見通しに言及したことなどが豪ドル売りを誘った。英中銀も予想通り0.5%ポイントの利上げ、9月からの資産売却開始も表明された。ただ、従来のフォワードガイダンスを破棄し、「今後の政策に予め決まった軌道はない」との文言に変更。明らかに景気後退への懸念を意識した内容となっていた。各中銀ともインフレ対応の利上げと景気後退懸念とのトレードオフに苦慮している。為替市場では、先週までのドル安傾向から売買が交錯する神経質な展開に変化した。ドル円は130円台前半まで下押しされたあと134円台前半まで反発する場面があった。ユーロドルは1.02台後半へ買われたあとは1.01台前半まで下落、その後再び1.02台へとスイングした。ポンドドルは1.22台後半から上値重く推移、英中銀発表で一時1.20台まで急落する場面があった。リスク動向に敏感な豪ドル/ドルは0.70台前半まで買われたあとは売りに押される展開。豪中銀発表後には0.69台割れまで下落。その後は0.69台後半まで反発。クロス円は週前半に下押しされた後は、総じて下げ渋る展開だった。週末の米雇用統計は予想を大きく上回る強い内容だった。雇用増は52.8万人と市場予想25万人の倍以上の増加、失業率は3.5%に低下、平均時給は前年比+5.2%に上昇。米債利回り急上昇とともにドル買いが殺到した。短期金融市場での9月FOMC利上げ観測は、0.75%利上げが0.50%利上げを再び上回っている。ドル円は135円台半ばまで大きく上昇し、その後も135円ちょうど前後を中心とした高値圏で推移した。

(1日)
 東京市場では、円買いが強まった。先週末のドル売り・円買いの流れが続いている。週末に発表された中国製造業PMIが49.0と市場予想を下回り、好悪判断の境となる50も下回る弱い結果となったことが、リスク警戒の円買いを誘った。ドル円は朝方に133円台半ばへと買われたがすぐに売りに転じた。133円台割れから132.07近辺まで急落。先週末安値132.50台を割り込むと、ストップ注文を巻き込んで下落している。午後には132.70台まで反発も、その後は132円台半ばで推移した。ユーロ円は136.30台から135.10台までの下落。ユーロドルは1.02台前半での揉み合い。上値が重いイメージ。エネルギー問題などへの警戒感が重石か。ただ、ドル売り圧力は根強く、下押しも浅かった。

 ロンドン市場は、ドルが全面安。週明け東京市場ではドル円の下げが突出していたが、ロンドン時間に入るとユーロドルやポンドドルが上昇するなどドルが全般的に売られている。先週の米FOMCを通過して市場に大幅利上げ観測が後退していることが背景。ドル円はドルが全面安となるなかで一時131.89レベルまで下押しされ、6月16日以来の安値水準となった。ユーロドルは1.02台前半でやや上値重く推移していたが、ロンドン勢の参加とともに買われ、高値を1.0270近辺に伸ばした。ポンドドルは1.21台後半での揉み合いを上抜けると1.2262近辺に高値を更新。ユーロ円は欧州株の堅調を受けて136円台後半に下げ渋ったが、上値は重く135円台半ばで売買が交錯。ポンド円は161円付近でサポートされると一時162円台乗せまで反発。ポンドは対ユーロでも堅調だった。一連の欧州製造業PMIや英製造業PMIの内容に力強さはみられなかったが、欧州通貨売りはほとんど見られなかった。今週の英中銀金融政策委員会を控えて、市場では大幅利上げ観測や資産売却開始への思惑が広がっており、ポンド相場を下支えした面も指摘される。

 NY市場でも、ドル売りが継続。ドル円は131円台後半で上値重く推移した。東京・ロンドン市場では21日線を下放れて売りが強まった。米経済がリセッション(景気後退)に入るとの見方が強まる中、市場はFRBの積極利上げへの期待を後退させている。それに伴なってドル売りが強まっている。ファンド勢が逃避先としての円に注目し始めているとの声も。米国債利回りも下げを拡大しており、10年債は2.6%を割り込む中、ドル円も圧迫されている。一方で、FRBが軸足を成長へシフトするとの期待は時期尚早との声も根強い。今回はあくまで夏場の調整の範囲との指摘。7月のISM製造業景気指数は52.8と前回からほぼ変わらずの水準となった。新規受注が2カ月連続で低下、景気軟化への懸念に。ユーロドルは一時1.0275付近まで買い戻された。ただ、上値追いには消極的な面も。ロシアからのガス供給やイタリアの政治不安など、ユーロ圏の見通しに対する外部要因が依然として非常に不透明であることが背景。ポンドドルは1.22台後半へと上昇。21日線を上放れてリバウンド相場の展開に。 

(2日)
 東京市場では、円高が進行。ドル円は午前を中心に円買いが強まった。131円台後半から一時130.41レベルまで下押しされた。ペロシ米下院議長の台湾訪問が昨日の海外市場で報じられ、リスク警戒の円買いが強まった形。安値を付けた後の反発は130.90台まで。131円付近が重くなり、午後には再び130.40台を付けた。ユーロ円はドル円の下げとともに134.00台まで下落。ユーロドルは午前中のドル売り局面で1.0290台まで上昇。豪ドルが軟調。豪中銀理事会では政策金利が大方の予想通り0.5%ポイント引き上げられた。利上げは4会合連続、0.5%幅は3会合連続。声明で来年以降の利下げ見通しに言及したことなどが売りを誘った。対ドルでは0.7010台から0.6950台まで、対円では91円台割れから90.70台まで下落した。
 
 ロンドン市場は、ドル買い・円買い圧力が根強い。ペロシ米下院議長の訪台報道が米中地政学リスクを高めていることが背景。先週からの米景気鈍化懸念とともにリスク警戒の動きを広げている。ドル円はロンドン序盤には131.18近辺まで反発する場面があった。しかし、上値も重く131円ちょうど近辺から130円台後半で揉み合っている。ロンドン時間には円買いよりもドル買いの動きが目立っている。ユーロドルは1.02台後半から1.0216近辺まで、ポンドドルは1.2250付近から1.2186近辺まで下落した。豪中銀理事会で今後の利上げについてはデータ次第と方針を変更したことを受けて豪ドル売りが広がっており、ドル買いを後押しした面も。豪ドル/ドルは理事会後に0.70台を割り込むとロンドン序盤には0.6916近辺まで安値を広げた。欧州株や米株先物・時間外取引は軟調に推移しており、警戒ムードが広がっている。ユーロ円は東京市場からの下げが継続、ロンドン序盤には133.64近辺まで下落。ポンド円は159.45近辺、豪ドル円は90.52近辺に安値を広げた。先週末からイタリア債利回りが低下している。イタリア政局改善への期待が出ていることが背景。極右政党「イタリアの同胞」を中心とした連立政権樹立の動きが報じられている。同党はEUの財政規則に従うとしているようだ。ポンド相場は木曜日の英金融政策委員会を控えているが、ほとんど独自の値動きはみせていない。市場では0.5%利上げ観測が優勢で、保有債券の売却を開始する見込みとなっている。

 NY市場では、ドル買いが優勢。ドル円は東京市場で130.41レベルまで下落したが、その後は下げ一服。NY時間に入ると買い戻しが活発化し、133円台へと急速に戻している。ペロシ米下院議長が無事に台湾に到着したことや、この日のFOMCメンバーの発言が従来通りのタカ派な内容が多かったこともドルをサポートした。米国債利回りの上昇とともにドル円も買い戻しが強まっている。一方、今後、ペロシ米下院議長の台湾訪問を巡る米中の緊張により、円やスイスフランなどの安全な逃避先とされる通貨が上昇する公算が大きいとの声も。ユーロドルは戻り売りを強めて1.01台へと下落。21日線のある1.0160付近まで下落した。市場の一部ではECBの利上げについて、1.00%までの利上げすら疑問視し始めているようだ。ユーロ圏の景気への懸念を背景に市場の利上げ期待が後退。記録的なインフレとロシアからのエネルギー供給が途絶えるリスクを踏まえ、市場はECBの積極利上げを見越した取り引きを縮小させている。ポンドドルも一時1.21台に下落。ポンドに関しては4日木曜日の英中銀金融政策委員会(MPC)が最注目。0.50%ポイントの利上げが有力視されている。秋には12%まで上昇するとの予測も出ている高インフレや、生活危機が叫ばれる中、新首相の誕生で財政引き締め策が後退するとの見方が英中銀の大幅利上げ観測をサポート。ただ、政策委員の投票行動や、今回発表される金融政策報告、そして、ベイリー英中銀総裁の会見などで景気減速を懸念し、今後はあまり積極的に行動しないことを示唆した場合、ポンドは売りの反応を強める可能性も。

(3日)
 東京市場で、ドル円は反発。前日NY市場での反発の流れが継続、午前中には134円に迫る動きをみせた。しかし、その後は一転して売りが優勢に。訪台中のペロシ米下院議長が台湾総統と会談を行ったことなどを受けて、米中関係の悪化懸念が広がる形で円買いが入った。一時132円台前半まで反落。その後は133.30台まで再び上昇と不安定な相場展開となっている。米景気鈍化懸念や米中関係の悪化懸念がドル円にとっての売り材料だが、急ピッチの下げに警戒感もみられている状況。ユーロドルは午前中に1.0150付近まで下落。その後は一時1.0190台まで反発。ドル円と比較すると値幅は狭いが、不安定な動きだった。
 
 ロンドン市場は、やや円安の推移。ペロシ米下院議長の台湾訪問を終えて欧州株や米株先物・時間外取引が上昇、リスク警戒の動きが一服したことが背景。ひとまず、ペロシ米下院議長の訪台が波乱なく通過できたことが安ど感を広げているようだ。ただ、中国は台湾周辺海域で実弾射撃を伴う軍事演習を実施、台湾に対する一部食品の禁輸措置など緊張感は高まっている。中国政府からの米国への非難の声も強い。今後の火種は残っている状況。ドル円は再び133円台を回復。ロンドン市場では133.50台まで買われたあとは133円台前半での揉み合いに。ユーロ円は135円台割れでは買いが入り、ロンドン市場では136円に向けてじり高の動き。ポンド円は161円手前でサポートされると162.70レベルの東京高値水準に接近。ドル相場は全般的にドル売りが優勢。前日の海外市場でのドル買いに調整が入っている。ユーロドルは1.0150付近から1.02ちょうど近辺へ上昇。ポンドドルは1.21台後半から1.2208近辺まで買われたが、その後は1.21台後半へと戻している。ポンドは対ユーロでは軟調。明日の英中銀金融政策委員会(MPC)では0.50%利上げが市場に織り込まれており、成長見通し引き下げや利上げ投票の割れ方次第ではポンド売りに反応する可能性が指摘されている。また、この日発表された一連の非製造業PMI確報値では、ユーロ圏が上方改定される一方で、英国は下方改定されていた。ただ、ユーロ圏小売売上高は予想以上の落ち込みとなっていた。指標に対する反応は限定的だった。

 NY市場では、ドル買いが広がった。ドル円は買い戻しが加速し、一時134.55近辺まで上昇。7月のべいISM非製造業景気指数が4カ月ぶりに上昇に転じ、予想も上回った。米債利回り上昇とともに為替市場ではドル買いが強まった形。ドル円は前日安値130.40付近から400ポイント急反発した格好。139.40付近の直近高値から前日の130.40付近までの下落の38.2%戻しが133.85レベル、半値戻しが134.90レベルとなり注目のポイントに。この日のISM非製造業景気指数は予想外の強さが示された。パンデミック行動制限後の消費者行動がモノからサービスへとシフトしているとの指摘も。高インフレが米消費マインドの低下につながる一方、雇用がまだ堅調な点も指摘された。市場では次回FOMCでの0.75%利上げ観測が再び上昇。ユーロドルは1.0125付近まで一時下落。ポンドドルは一時1.21ちょうど付近まで下落。。明日は英中銀金融政策委員会(MPC)が予定されている。市場では足元の高インフレから英中銀はタカ派姿勢を堅持し、0.50%ポイントの利上げを打ち出すと見られている。また、量的引き締め(QT)も発表し、10月から保有国債を四半期ごとに100億ポンドのペースでの縮小を発表するとの見方も出ている。今回は金融政策報告が公表され、英中銀はおそらく短期および中期のインフレ予想を上方修正する半面、2022年の成長見通しは下方修正が予想されている。ベイリー英中銀総裁の会見内容が注目されている。

(4日)
 東京市場では、ドル円が神経質に振幅。ドル円は133円台後半で取引を開始。まずはドル買いの動きがみられて134.14近辺まで上昇。その後は円買いに転じると133.40台まで反落。133.80近辺まで昼前に戻すと、その後は同水準での揉み合い。ロンドン勢に参加前に再び買われて134.10近辺へと上昇している。ユーロ円はドル円に合わせて振幅。一時135.65近辺まで下落したあと、136.30近辺に上昇。ユーロドルは前日海外市場でのドル買いの後、1.01台後半に戻して揉み合いが続いた。ポンドドルは1.2150前後での推移。英金融政策委員会待ちに。

 ロンドン市場は、ポンドが急落。英中銀は予想通り0.50%ポイントの利上げを発表、1.75%に政策金利を引き上げた。ただ、市場は票割れが8対1だったことに敏感に反応。テンレイロ委員が0.25%ポイント利上げを主張していた。全会一致ではなかったことでポンドドルは一瞬1.22台をつけたあと、一気に1.21台割れへと下落している。ポンド円も163円台後半から161円台後半へ下落。対ユーロでもポンドが急落。また、英中銀は9月からの英国債売却開始も発表した。四半期ごと約100億ポンド規模で開始するという。詳細は9月1日ごろの発表となる。インフレは10月に13.3%でピークとなる見通し。第4四半期にはリセッション入りの見込み、などとしている。ただ、外部からの物価圧力が長期化すれば、必要に応じて強力に対応するとした。その他主要通貨では円安、ドル安の動きが先行。昨日の米ISM非製造業景気指数が予想外に強い内容だったことや、台湾周辺海域での中国の軍事演習で衝突などの事態が起きていないことに欧州株や米株先物が買われたことが背景。ドル円は134円台前半で、小幅に高値を伸ばした。ユーロ円は137円台手前まで上昇、ポンド円は急落前には164円手前まで買われていた。ユーロドルは1.02手前まで上昇。ただ、ポンド急落を受けて足元ではやや円買いやドル買いに傾いている。ドル円は134円台割れ、ユーロ円は136円台前半、ユーロドルは1.01台後半で上昇一服に。

 NY市場では、ドル売りが優勢。ドル円は133円台割れから132.50付近まで下落した。米債利回りをにらんだ動きがみられ、利回り低下とともにドル円も下落。米国債利回りについては、この日の英中銀金融政策委員会(MPC)に反応した模様。英中銀はマイナス成長が5四半期連続で続き、その間のGDPは2.2%低下するとの見通しを示した。英中銀の言及で市場は改めてリセッション(景気後退)への意識を強めているようだ。ポンドドルは一時1.20台後半まで急落したが、ベイリー英中銀総裁が「いまのポンド安は危機ではない」と述べたこともあってNY後半には1.21台後半まで反発した。ポンド円は序盤に161円台前半まで急落したあとは、162円台を回復せず売買が交錯した。英中銀は成長見通しを引き下げ、フォワードガイダンスを削除、「今後の政策に予め決まった軌道はない」との文言に変更。明らかに景気後退への懸念を意識した内容となっていた。英国債市場では逆イールドが示現している。ユーロドルはドル売りに支えられて反発。1.01台後半から1.02台半ばまで上昇した。対ポンドでのユーロ買いフローが続いていた。ユーロ円は136円台半ばで上値を抑えられて、136円挟みで揉み合った。

(5日)
 東京市場では、ドル売りに調整が入る展開。朝方は前日からの流れを受けてドル売り水準を更新。ドル円は132.50付近まで下落、ユーロドルは1.0250付近まで買われた。しかし、東京勢が本格参加する時間に入るとドルに買い戻しの動きが入っている。ドル円は午後には133.40台へ高値を伸ばし、ユーロドルは1.0230付近へと小幅に反落した。今晩の米雇用統計の発表を控えて、前日海外市場でのドル売りに調整が入る形となっている。日経平均やアジア株が堅調に推移するなか、クロス円はやや円安方向への動き。ユーロ円は136円台されから136.50付近へ、ポンド円は161円台前半から161円台後半へとじり高の動き。

 ロンドン市場は、やや円買いが優勢。欧州株や米株先物・時間外取引が小安く推移するなど、調整の動きが入っている。米雇用統計の発表待ちで積極的な売買は手控えられている。また、ペロシ米下院議長の台湾訪問を受けて、中国は同議長と近親者に対する制裁を発表、米国への8項目の対抗措置も発表した。相場心理への重石となった面も。ドル円は133.50付近が重く、一時132.80近辺まで下押しされた。その後は133円台前半へ戻して米雇用統計待ちに。クロス円も同様に売りが先行、ユーロ円は一時136円台割れ、ポンド円は161.30付近まで下押しされた。米10年債利回りは前日終値を挟んだ推移となるなかで、2.70%付近に小幅上昇。NY原油先物は89ドル台から88ドル付近へと小安い動き。米雇用統計では失業率が3.6%と前回並みの低水準が予想されるほか、非農業部門雇用者数は25万人増と前回の37.2万人増からは伸び悩むことが見込まれている。

 NY市場では米雇用統計が力強い結果となり、一気にドル買い円売りに。米雇用統計は、非農業部門雇用者数(NFP)が市場予想を倍以上も上回る伸び。失業率が予想外に低下。平均時給が予想外に上昇と、NFP以外も好結果。この結果を受けて、ドル円は急騰した。発表時の133.20銭前後から135.50前後まで上値を伸ばした。その後はいったん調整の動きとなったが、NY午後は135円ちょうどを挟んでの推移となるなど、堅調な地合いを維持した。今後の米FRBによる追加利上げ期待が一気に強まった形。発表前までは次回9月の利上げについて、0.50%に利上げ幅が縮小するとの見通しが約66%と大勢となっており、34%が3会合連続での0.75%利上げという状況であった。発表後は入れ替わり、約70%が0.75%利上げを見込み、約30%が0.50%利上げを予想するという状況に変化。この結果に米長期債利回りなども上昇を見せ、ドル買いの動きにつながった。ユーロドルは1.0230前後から1.0140近くまで値を落とした。ポンドドルは、1.2150前後から昨日の安値を割り込んで1.2000台までと、ドルはほぼ全面高。もっともドル円でのドル高円安の勢いが強く、ユーロ円などクロス円は上昇。ロンドン市場で136円割れを付けていたユーロ円は136.20台で発表を迎えると、137.76レベルまで上昇した。

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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