アリババ上昇 大幅減収は免れる=米国株個別
NY株式市場で中国のアリババ<BABA>が上昇。4-6月期決算(第1四半期)を発表し、上場後初の減収となったものの、多くが恐れてほどではなかったことに安心感が広がっている模様。ここ数カ月、中国国内の消費者のセンチメント改善の兆候を示した。
売上高は2056億元(約4兆600億円)と、予想の2040億元を上回った。最終利益は227億元ろ50%減少したものの、地域サービスやクラウド事業といった比較的新しい事業の損失は限定的だった。
中国のゼロコロナ政策や景気低迷など、アリババを取り巻く環境は依然厳しい。しかし、同社の張勇CEOは、「消費回復が6月に始まり、7月に入るとペースが上がった」と指摘。「特に過去数カ月に受けた打撃が大きかったファッションやエレクトロニクスなど、7月は6月に比べると徐々に持ち直している」と述べた。
(NY時間14:25)
アリババ<BABA> 98.01(+2.29 +2.39%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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