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FX/為替「ドル/円、米景気懸念拡大で調整ムードも135円台は堅い」 外為トゥデイ 2022年7月25日号

マネ育チャンネル 

外為トゥデイ

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2022年7月25日9時00分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

目次

▼22日(金)の為替相場
(1):日本CPI 10カ月連続で上昇
(2):ユーロ圏 リセッション懸念
(3):英PMI 予想上回る
(4):米総合PMI 好不況の分岐点下回る
(5):世界的なリセッション懸念等から豪ドル売り

▼22日(金)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:135円台半ばがサポートに/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント

22日(金)の為替相場

期間:22日(金)午前6時10分~23日(土)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):日本CPI 10カ月連続で上昇

日本6月消費者物価指数(CPI)は生鮮食品を除いたコア指数が前年比+2.2%と予想通りに前月(+2.1%)から小幅に上昇した。CPIは10カ月連続で上昇しており、3カ月連続で日銀の目標である+2.0%を上回った。その後鈴木財務相はCPIの上昇について「原油をはじめとする世界的な原材料価格高騰が背景である」との認識を示した。なお、生鮮食品とエネルギーを除いた7月のコアCPIは前年比+1.0%だった(予想+0.9%、前回+0.8%)。

(2):ユーロ圏 リセッション懸念

独7月製造業PMI・速報値は49.2(予想50.7)、同サービス業PMI・速報値は49.2(予想51.4)となり、それぞれ好不況の分かれ目となる50を下回った。その後に発表されたユーロ圏7月製造業PMI・速報値は49.6(予想51.0)、同サービス業PMI・速報値は50.6(予想52.0)となった。これより前に発表された仏7月PMIも低下しており、ユーロ圏のリセッション(景気後退)は避けられないとの見方が強まった。ユーロは独長期金利の低下とともに大きく下落した。

(3):英PMI 予想上回る

英7月製造業PMI・速報値は52.2、同サービス業PMI・速報値は53.3とそれぞれ予想(52.0、53.0)を上回った。この結果を受け、ユーロにつれて下落していたポンドの下げは一服した。これより前に発表された英6月小売売上高は前月比-0.1%、自動車燃料を除けば前月比+0.4%だった(予想-0.2%、-0.4%)。

(4):米総合PMI 好不況の分岐点下回る

米7月総合PMIは47.5と市場予想(52.4)を大幅に下回り、好不況の分岐点とされる50.0を約2年ぶりに下回った。製造業PMIは52.3と予想(52.0)を上回り緩やかに成長していることを示したものの、サービス業PMIは47.0と予想(52.7)を大幅に下回り急減速していることを示した。これを受け米10年債利回りは2.7%台へと低下。それとともにドル売りが加速しドル/円は135.57円前後まで下落した。

(5):世界的なリセッション懸念等から豪ドル売り

景気不安から米国株が下げ幅を拡大。世界的なリセッションによる需要減少の思惑で原油などの資源価格も下落する中、豪ドル売り・円買いが強まった。

22日(金)の株・債券・商品市場

外為注文情報

<外為注文情報はこちら>

【情報提供:外為どっとコム】

  • ※ 「外為注文情報」とは、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況を確認できるツールのことを指します。
  • ※また、高機能チャート(無料)では「取引分析」 を選択することで、チャート上に注文情報の表示が可能です。
  • ※ 尚、この外為注文情報は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。

 

本日の見通し

ドル/円の見通し:135円台半ばがサポートに

22日のドル/円は、米景気後退を巡る懸念が広がる中、終値ベースで約0.9%下落。米7月総合PMI(購買担当者景気指数)が好不況の分岐点を示す50.0を割り込んだことで1.3%安の135.57円前後まで下値を拡大する場面もあった。ユーロ圏7月PMIも50.0割れへと低下しており、高インフレと急速な金融引き締めが需要減につながり、世界的なリセッション(景気後退)は避けられないとの見方が強まっている。

こうした中、本日のドル/円は上値が重い展開となりそうだ。22日に下抜けた20日移動平均線や日足一目均衡表の基準線が通る136.80円台付近では戻り売りが優勢となろう。もっとも、米10年債利回りは5月以来の2.7%台に低下しており、6月に付けた直近ピークの3.5%付近を大幅に下回る水準にあることから、米債市場は米国のリセッション入りをある程度織り込んだと見られる。

明日26日から始まる米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に、米長期金利の低下余地とドルの下落余地は小さいと考えられる。135円台半ばは引き続きドル/円のサポートになると見ている。

注目の経済指標

注目のイベント

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kanda.jpg株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、WEB・新聞・雑誌・テレビ等にコメントを発信。
●免責事項
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。

マネ育チャンネル:外為どっとコム

執筆者 マネ育チャンネル

執筆者 : マネ育チャンネル|外為どっとコム

マネーを育てよう!をテーマに、外為どっとコム総合研究所に所属する研究員が執筆するオリジナルレポートのほか豪華講師陣の貴重なFXレポート、個人投資家や著名投資家のインタビュー記事など、バラエティ豊かな情報を配信しています。為替トレンドに合わせた特集記事やFX初心者でも安心の学習コンテンツを用意しており、個人投資家の取引技能の向上に寄与すべく活動しています。

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