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ポンドドルも買い戻し テレビ討論会がポンドを動かすことはない=NY為替

為替 

 きょうの為替市場はドル買いが一服する中でポンドドルは買い戻しが優勢となり、一時1.18ドル台後半まで上昇している。ただ、買戻しを活発化させようという雰囲気まではない。英国の景気後退への懸念と政治的不透明感がポンドの重しとなっており、2年超ぶりの安値水準に留まっている状況。

 保守党党首選が続いており、候補者も徐々に絞られている。ただ、明確なフロントランナーが不在の中で市場は今後の経済政策、特にEUへのアプローチに不透明感を抱いている模様。次期首相候補として残った5名はきょう、1回目のテレビ討論会で直接対決する。テレビ討論会は各候補者の政策意図を合理的に判断できる最初の機会であるため市場の関心も集まりそうだが、討論会がポンドを動かすことはないと見られている。

 各候補者は減税などの刺激策を示唆しているが、現在のマクロ環境下ではそれが必ずしもインフレの低下や成長につならず、ポンドロングを保証することは非常に困難との見解も出ていた。

GBP/USD 1.1852 GBP/JPY 164.26 EUR/GBP 0.8504

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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