JDドット・コムが上昇 大株主の売却を材料視=米国株個別
中国のJDドット・コム<JD>がNY市場で上昇。南アの大手インターネット企業ナスパーズの子会社であるオランダのプロサスが自社株買いの資金を捻出するため、中国のテンセント<TCEHY>株と伴に、同社株も売却したことが材料視されている。ナスパーズはテンセントの筆頭株主。プロサスはJD株を約36.7億ドルで処分した。
市場からは、プロサスがテンセントからJD株を取得して以来、プロラスからの売り圧力がJD株のパフォーマンスを低下させていた原因の1つとの指摘が出ている。大株主からの売り圧力が今後低下することが期待され、投資家は下半期にJDのファンダメンタルズに再び焦点を当て、業界を上回る成長を遂げることが期待できるとの声も出ている。
(NY時間09:41)
JDドットコム<JD> 67.26(+3.25 +5.07%)
テンセント<TCEHY> 49.18(+1.18 +2.46%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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