議事録を受けややドル高の動き=NY為替
日本時間午前3時に公表されたFOMC議事録を受けて為替市場はややドル高の動きが見られているものの、大きな動きには至っていない。ドル円は153円台を再度うがかう展開が続いている。
議事録では、数名の委員が据え置きを支持していた一方、大半は年内の追加利下げが適切と考えていたことが明らかとなった。また、多くがインフレ見通しの上振れを強調していた半面、雇用情勢については下方リスクが高まっているとしている。FOMC内でも見解が分かれていたようだ。
なお、先ほどルコルニュ仏首相の発言が伝わり、「マクロン大統領は48時間以内に新首相を指名できる見込みだ」と述べたことで、ユーロ買いの動きが見られた。ただ、こちらも大きな動きには至っていない。
*FOMC議事録
・数名の委員が据え置きを支持。
・大半は年内の追加利下げが適切と述べた。
・多くがインフレ見通しの上振れを強調。
・雇用情勢の下方リスクが高まっている。
・スタッフはインフレの上方リスクを認識。持続的となる可能性。
・一部は政策は特に引き締め的ではないと主張。
・複数名がバランスシート関連課題に言及。
・数名が関税を除けばインフレは目標値近いと発言。
・労働市場は小幅な軟化か、ほとんど変化なしの見通し。
USD/JPY 152.85 EUR/USD 1.1608 GBP/USD 1.3379
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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