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FX/為替「日米金融政策スタンスの違いを再確認 135.58円を意識した動きに」 外為トゥデイ 2022年6月20日号

マネ育チャンネル 

外為トゥデイ

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2022年6月20日9時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

目次

▼17日(金)の為替相場
(1):日銀 金融政策の現状維持を決定
(2):日銀総裁 円安について述べる
(3):ユーロ圏CPIは速報値から変わらず
(4):米要人発言が相次ぐ
(5):米金融政策報告書を公表

▼17日(金)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:135.58円前後を意識した展開に/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント

17日(金)の為替相場

期間:17日(金)午前6時10分~18日(土)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):日銀 金融政策の現状維持を決定

日銀は金融政策の現状維持を決定。声明に「金融・為替市場の動向やその経済・物価への影響を十分注視する必要」と為替市場への言及があったことから一時的に円が買われる場面もあったが、一巡後は円売りに傾いた。10年物国債金利0.25%での指し値オペは明らかに応札が見込まれない場合を除き毎営業日実施することを改めて示した点などから、主要海外中銀との金融政策スタンスの差異がさらに鮮明化した。

(2):日銀総裁 円安について述べる

黒田日銀総裁は定例会見で「為替市場については注視しており、最近の急激な円安は経済にとってマイナス」としながらも「為替をターゲットにして金融政策を運営することはない」として円安を理由に金融緩和政策を修正する考えがないことを強調。「海外金利が上昇しても、国債買い入れ増額や指値オペの追加でイールドカーブ・コントロール(YCC)は維持できる」との見解を示した上で「現時点の金融引き締めは適切ではない」と明言した。

(3):ユーロ圏CPIは速報値から変わらず

ユーロ圏5月消費者物価指数(HICP)・改定値は前年比+8.1%と、過去最高の伸びを記録した速報値から変わらずだった。欧州中銀(ECB)メンバーのレーン・フィンランド中銀総裁は19日、7月に利上げ着手のECBの計画に変更はないとした上で「第3四半期(7-9月期)末までにはマイナス金利を脱却できる公算は大きい」との見解を示した。

(4):米要人発言が相次ぐ

パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長は「FRBは物価を2%目標に回帰させることに非常に強く重点を置いている」と発言。その後、カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁は「7月の会合後も0.50%の利上げを継続することが賢明かもしれない」と述べた一方、ジョージ米カンザスティ連銀総裁は米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.75%の利上げに反対した理由について「バランスシートの縮小開始と重なれば、政策の不確実性が増大すると考えたからだ」と説明した。なお、米5月鉱工業生産は前月比+0.2%と予想(+0.4%)を上回った。

(5):米金融政策報告書を公表

米連邦準備理事会(FRB)は半期に一度の金融政策報告書を公表。「物価安定回復への取り組みに条件はない」とし、急速な金融引き締めが景気に悪影響を与える恐れがあっても、物価高の抑え込みを最優先する姿勢を改めて表明した。また、「力強い労働市場の維持には物価安定を取り戻すのが必要」と強調。高インフレが「生活必需品の価格上昇への対応が最も難しい人々にとりわけ著しい困難をもたらしている」とした。

17日(金)の株・債券・商品市場

外為注文情報

<外為注文情報はこちら>

【情報提供:外為どっとコム】

  • ※ 「外為注文情報」とは、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況を確認できるツールのことを指します。
  • ※また、高機能チャート(無料)では「取引分析」 を選択することで、チャート上に注文情報の表示が可能です。
  • ※ 尚、この外為注文情報は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。

 

本日の見通し

ドル/円の見通し:135.58円前後を意識した展開に

17日のドル/円は終値ベースで約2.1%の大幅高。日銀が大規模金融緩和の維持を決定したことで、引き締め姿勢を強める米連邦準備制度理事会(FRB)との政策の違いが鮮明となり、135.42円前後までドル高・円安が進んだ。日銀は長期金利の誘導目標を引き上げるなどして緩和策の修正に動くとの思惑が海外勢を中心に浮上していたが、黒田総裁がこれを明確に否定したため、円買いポジションを解消する動きが活発化した。

本日のドル/円は、15日に付けた24年ぶり高値の135.58円前後を意識した展開が見込まれる。この水準にかけては戻り売りが強まることも予想されるが、突破すれば一気に136円台へ上伸する可能性もある。

ただし、本日は米国が休日となるため海外市場の動意は限られる公算が大きい点には留意する必要があろう。

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f:id:gaitamesk:20191106165135p:plain 株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員

マネ育チャンネル:外為どっとコム

執筆者 マネ育チャンネル

執筆者 : マネ育チャンネル|外為どっとコム

マネーを育てよう!をテーマに、外為どっとコム総合研究所に所属する研究員が執筆するオリジナルレポートのほか豪華講師陣の貴重なFXレポート、個人投資家や著名投資家のインタビュー記事など、バラエティ豊かな情報を配信しています。為替トレンドに合わせた特集記事やFX初心者でも安心の学習コンテンツを用意しており、個人投資家の取引技能の向上に寄与すべく活動しています。

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