アジア株は全面安、米株下落や上海市の大規模コロナ検査実施を懸念
アジア株は全面安、米株下落や上海市の大規模コロナ検査実施を懸念
東京時間11:01現在
香港ハンセン指数 21656.06(-212.99 -0.97%)
中国上海総合指数 3230.06(-8.90 -0.27%)
台湾加権指数 16455.73(-165.61 -1.00%)
韓国総合株価指数 2597.39(-28.05 -1.07%)
豪ASX200指数 6966.00(-53.75 -0.77%)
アジア株は全面安、前日の米株大幅下落を嫌気して売り優勢で始まった。また、中国の景気回復に遅れが生じるとの懸念も高まりつつある。上海市は今週末に再び大規模なコロナ検査を実施すると発表。全16地区のうち13地区で検査を行うもようで、感染者が増加すればロックダウンなど制限措置が再導入される恐れがあり、警戒感が広がっている。
香港株は0.97%安、ハイテク関連を中心に幅広い銘柄が下落している。上海株は下落も下値は限定的、政策期待の買いが支えとなっている。
豪州株は0.77%安。予想を超える大幅な豪中銀の利上げが引き続き懸念されており、週間ベースで2020年4月以来の下げを記録する勢い。素材関連が大幅安。アルミメーカーのアルミナは6.2%安、米ゴールドマンサックスによる投資判断引き下げが嫌気されている。リオティントやOZミネラルズ、BHPビリトン、ニュークレスト・マイニングも連れ安に。収益悪化懸念から前日に大幅下落した銀行株は買い戻されている。ANZ銀行は2.1%高、ナショナル・オーストラリア銀行は1.4%高。

執筆者 : MINKABU PRESS
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