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FX/為替「1ドル=135円の攻防に」 外為トゥデイ 2022年6月9日号

マネ育チャンネル 

外為トゥデイ

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2022年6月9日9時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

目次

▼8日(水)の為替相場
(1):独・ユーロ圏の経済指標発表
(2):黒田総裁発言で円安加速
(3):OECDが世界経済成長見通しを引き下げ
(4):米株安が重し

▼8日(水)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:135円が強く意識される/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント

8日(水)の為替相場

8日(水)の株・債券・商品市場期間:8日(水)午前6時10分~9日(木)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):独・ユーロ圏の経済指標発表

独4月鉱工業生産は前月比+0.7%と予想(+1.2%)を下回った。その後に発表されたユーロ圏1-3月期域内総生産(GDP)・確定値は前期比+0.6%と速報値(+0.3%)から上方修正された。

(2):黒田総裁発言で円安加速

黒田日銀総裁は「日銀は緩和政策を継続することで経済支えるべき、金融緩和はまだ道半ば、完全には成功していない」と改めて金融緩和を続ける方針を示した。また「為替レートは日銀の政策目標ではない」として円安抑制のために金融緩和を修正する考えがないことを示唆した。これを受けて円売りが加速した。

(3):OECDが世界経済成長見通しを引き下げ

経済協力開発機構(OECD)は最新の世界経済見通しを発表。世界成長率見通しは22年を3.0%(前回4.5%)、23年を2.8%(前回3.2%)に下方修正をした。国・地域別の経済成長率予測は、米国が22年2.5%で前回予測から1.3%ポイント下方修正。23年は1.2%で前回予測から0.4%ポイント下方修正。中国は22年4.4%と前回予想から0.7%ポイント下方修正、23年4.9%と0.2%ポイント下方修正。ユーロ圏は22年2.6%で前回予測から1.7%ポイント下方修正。23年は1.6%で0.9%ポイント下方修正した。日本は22年1.7%で前回予測から1.7%ポイント下方修正。23年は1.8%で0.7%ポイント上方修正した。さらにOECDはロシアによるウクライナ侵攻が長引けば、インフレはさらに高まるとの懸念を示した。加盟している38カ国のインフレ率は平均で9%になると予想した。

(4):米株安が重し

米長期金利の上昇やOECDによる世界経済見通しの下方修正を嫌気して米国株が下落。2002年2月以来の134.47円前後まで上昇していたドル/円も、クロス円の反落につれて一時133円台後半へと押し戻された。ただ、ユーロ/ドルなどのストレートドルでドルの買戻しが優勢となったため、ドル/円も下げ渋った。なお、イエレン米財務長官はこの日、現在8%のインフレ率は「許容できない」とし、「米連邦準備制度理事会(FRB)の目標である2%が適切」との認識を示した。

8日(水)の株・債券・商品市場

8日(水)の株・債券・商品市場

外為注文情報

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外為注文情報(ドル/円)

【情報提供:外為どっとコム】

  • ※ 「外為注文情報」とは、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況を確認できるツールのことを指します。
  • ※また、高機能チャート(無料)では「取引分析」 を選択することで、チャート上に注文情報の表示が可能です。
  • ※ 尚、この外為注文情報は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。

 

本日の見通し

本日の見通し

ドル/円の見通し:135円が強く意識される

昨日のドル/円は2002年2月以来の134円台へ大幅に続伸した。日米の金融政策の方向性の違いが強く意識される中、一時134.47円前後までドル高・円安が進行。日銀の黒田総裁が「日銀は緩和政策を継続することで経済支えるべき」「為替レートは日銀の政策目標ではない」などと発言したことで円が売られた一方、米10年債利回りが3.0%を回復して上昇したことからドルが買われた。

本日は欧州中銀(ECB)の政策発表に市場の関心が集まっている。ECBは7月の利上げ開始を正式に表明する見通しだ。ECBの利上げ表明で欧州長期金利が上昇すれば、米長期金利の上昇圧力にもなり得るため、対ドルでも円売りが継続することになるだろう。

ドル/円は本日中に心理的節目の135.00円を突破する可能性もありそうだ。ただ、多くの市場参加者は135.15円前後(2002年の最高値)をチャート上の上値のメドとして認識している。投機筋の買いポジションが膨らんでいると推測される中、135円を超えれば利益確定売りが強まることも考えられる。過去にも攻防戦が繰り広げられた経緯がある135円前後の水準では値動きが不安定化する可能性があるため注意が必要だろう。

注目の経済指標

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f:id:gaitamesk:20191106165135p:plain 株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員

マネ育チャンネル:外為どっとコム

執筆者 マネ育チャンネル

執筆者 : マネ育チャンネル|外為どっとコム

マネーを育てよう!をテーマに、外為どっとコム総合研究所に所属する研究員が執筆するオリジナルレポートのほか豪華講師陣の貴重なFXレポート、個人投資家や著名投資家のインタビュー記事など、バラエティ豊かな情報を配信しています。為替トレンドに合わせた特集記事やFX初心者でも安心の学習コンテンツを用意しており、個人投資家の取引技能の向上に寄与すべく活動しています。

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