FX/為替「ドル円 上値が重いが下値も限定的。129円台での推移となるか」 外為トゥデイ 2022年5月18日号
主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。
作成日時 :2022年5月18日9時00分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也
目次
▼17日(火)の為替相場
(1):RBA議事録公表 追加利上げ期待から豪ドル買い
(2):英4月雇用統計発表 ポンド買い
(3):米経済指標の結果を受けクロス円買い
(4):FRB議長 利上げについて述べる
▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント
17日(火)の為替相場
期間:17日(火)午前6時10分~18日(水)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):RBA議事録公表 追加利上げ期待から豪ドル買い
豪中銀(RBA)は5月理事会の議事録を公表。インフレ率が徐々に目標に戻るようにするには、さらなる利上げが必要になりそうだという点で意見が一致したことが明らかとなった。市場ではRBAの追加利上げへの期待で豪ドル買いが強まった。
(2):英4月雇用統計発表 ポンド買い
英4月雇用統計は、失業率が4.1%に低下し、失業保険申請件数は5.69万件減(前回4.2%、8.16万件減)となった。1-3月の国際労働機関(ILO)基準失業率は3.7%(予想3.8%)と、1947年来の低水準となった。 労働市場のひっ迫で英中銀の引き締め観測に伴うポンド買いが優勢となった。
(3):米経済指標の結果を受けクロス円買い
米4月小売売上高は前月比+0.9%と予想(+1.0%)を下回った。除自動車は+0.6%と予想(+0.4%)以上の結果となった。その後発表された同鉱工業生産は前月比+1.1%と予想(+0.5%)に以上に伸びが拡大。米経済指標の好結果を受け、米長期金利が上昇するなか、ドル/円のほかクロス円も買いが強まった。
(4):FRB議長 利上げについて述べる
パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長は改めて「インフレを2%の目標に引き下げることに焦点を置いている」と発言。「利上げ継続は適切」とした。さらに「経済が予測通りなら、0.50%利上げが選択肢」と再表明した。FRBへの利上げ期待から米10年債利回りはさらに上昇しこの日は2.995%まで上昇した。為替市場ではドル買いが再熱したものの、サプライズがなかったことから買いの勢いは限定的となった。
17日(火)の株・債券・商品市場
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