まもなくフランス大統領選のTV討論会 ユーロは静観=NY為替
きょうのユーロ円は戻り売りが優勢となっており、一時138円台半ばまで下落している。東京時間には139.70円付近まで上昇し、140円台をうかがう展開も見せていたが、ドル円が戻り売りに押されており、ユーロ円も追随している。
このあと日本時間の4時頃から仏大統領選のTV討論会が開催される。前回の大統領選同様に、マクロン大統領とルペン氏が決選投票に進んでいるが、ユーロは比較的冷静な反応を示しているようだ。ユーロに織り込まれた選挙のリスクプレミアムは第1回目の投票以来、僅かに低下した程度だという。
世論調査ではマクロン大統領がリードしているが、4年前の選挙よりほどのリードはない。マクロン大統領の勝利ならユーロはポジティブな反応とのシナリオだが、それは小幅で一時的な動きとも見られている。むしろ、ルぺン候補の勝利であれば、遥かに大きなユーロ売りの反応も警戒されているという。選挙は24日日曜日に実施される。
EUR/JPY 138.65 USD/JPY 127.77 EUR/USD 1.0851
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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