アジア株は下落、米株安と中国感染急増を懸念 上海市の新規感染者1万7000人に
アジア株は下落、米株安と中国感染急増を懸念 上海市の新規感染者1万7000人に
東京時間11:00現在
香港ハンセン指数 22077.98(-424.33 -1.89%)
中国上海総合指数 3275.94(-6.78 -0.21%)
台湾加権指数 17433.37(-192.22 -1.09%)
韓国総合株価指数 2733.03(-26.17 -0.95%)
豪ASX200指数 7468.30(-59.56 -0.79%)
アジア株は総じて下落、前日の米株安に加え中国での感染急拡大が懸念されている。
5日の上海市の新規感染者数は1万7000人を超え、中国全体の新規感染者数は2万472人となり、過去最多を更新した。感染拡大に歯止めがかかっていないことから、上海当局は5日に終了予定だったロックダウンを延長したが、解除の時期に関しては言及していない。全市民対象のPCR検査の結果や分析を見て、解除を判断するとしている。上海市の市民生活や企業だけでなく、米テスラやアップル製品の工場や施設でも操業が停止しており、中国だけでなく世界全体にも影響が出る恐れがある。
清明節連休明けの上海株は下落して始まった。感染拡大懸念は一段と高まっているものの、景気下支え策期待の買いも入っており下値は限定的。きょう発表された中国3月の財新サービス業は42.0と前回の50.2から伸びが大きく鈍化、約2年ぶりの低水準となった。
香港株は1.89%安。前営業日に大幅上昇し、約1カ月ぶり高値をつけたことから利益確定の売りにも押されている。舜宇光学科技やJDドットコム、アリババ、ネットイースなどハイテク関連の下げが目立つ。

執筆者 : MINKABU PRESS
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