米10年債利回りは小幅低下 2年債は上昇し、フラット化は続く=NY債券概況
米国債利回り(NY時間16:33)(日本時間05:33)
米2年債 3.865(+0.046)
米10年債 4.385(-0.016)
米30年債 4.828(-0.049)
期待インフレ率 2.302(+0.029)
※期待インフレ率は10年債で算出
きょうのNY債券市場で10年債利回りは小幅に低下。トランプ政権が対中関税について緩和を検討しているとの報道が伝わり、市場のムードが高まった。債券は買いが優勢となり、利回りは低下したが、終盤にかけて下げを戻している。
国家安全保障上の脅威とみなされない品目には35%の関税を課す一方、脅威とみなされる品目には100%以上の関税を課す段階的なアプローチを検討していると伝えた。当局者によると、結果として中国の関税率は全体で50-65%程度になるという。
なお、本日は5年債入札が実施され、最高落札利回りが発行日前利回り(WI)を下回った。利回りは下げの反応も見られたものの、一時的な動きに留まっている。
ただ、政策金利に敏感な2年債は上昇。2-10年債の利回り格差は+51(前営業日:+58)に縮小。イールドカーブのフラット化が続いている。
*米5年債入札結果
最高落札利回り 3.995%(WI:4.005%)
応札倍率 2.41倍(前回:2.33倍)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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