反落、OPECプラスが6月も増産加速へ=NY原油概況
NY原油先物6月限(WTI)(終値)
1バレル=62.27(-1.40 -2.20%)
ニューヨーク原油の期近は反落。石油輸出国機構(OPEC)プラスの複数の産油国が5月に続き6月も増産幅を拡大させることを示唆した。ロイター通信が伝えた。OPECプラスのうち8カ国は自主的に減産を実施してきたが、4月からこの規模を縮小しており、今月の米中貿易戦争が強まる最中には5月の増産幅を従来の予定から日量41万1000バレルまで増やすと発表し、原油安を加速させた。今回の増産報道は戻りを抑制する格好となっている。なお、一部の産油国は6月の増産幅について5月と同水準となることを望んでいるという。自主減産を実施している8カ国は来月5日に会合を実施する予定。
時間外取引で6月限は64.87ドルまで堅調に推移した後、通常取引開始を控えてマイナス圏に押し戻された。通常取引が始まると売りが強まり61.53ドルまで下落した。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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