ダウ平均は反落して始まる 景気後退への懸念も根強い=米国株序盤
NY株式23日(NY時間09:59)
ダウ平均 34528.90(-278.56 -0.81%)
ナスダック 13961.93(-146.89 -1.06%)
CME日経平均先物 27460(大証終比:-400 -1.46%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は反落して始まっている。きょうの市場は原油価格が上昇し、米国債利回りも数年ぶりの高水準に上昇していることもあり、米株式市場もこのところの買い戻しを一服させている。ダウ平均は一時300ドル超下落。
市場は引き続き、ウクライナ情勢の動向を注視しているが、ウクライナのゼレンスキー大統領は、紛争は膠着状態に入りつつあるように見える中、ロシアへの圧力を強めるよう呼びかけていた。
直近の株式市場の買戻しは市場がパウエルFRB議長の最近のコメントを評価したこと見られている。パウエル議長は前日の講演で、これまでのレトリックをさらにアップさせ、インフレに対して厳しい行動を取ることをコミットしていた。議長は「労働市場は非常に力強く、インフレは高過ぎる」と述べていた。必要なら積極的な対応を示す姿勢を強調しているが、一方で景気については自信を示していた。
ただ、市場からは、景気後退の声も出ている状況。著名投資家のアイカーン氏は米CNBCのインタビューで「景気後退、あるいはさらに悪化する可能性は十分にある」と語っていた。
エネルギー株は上昇しているものの、銀行、産業、IT・ハイテクが戻り売りに押されている。
アップル<AAPL> 169.51(+0.69 +0.41%)
マイクロソフト<MSFT> 299.69(-4.37 -1.44%)
アマゾン<AMZN> 3268.11(-29.67 -0.90%)
アルファベットC<GOOG> 2787.66(-17.89 -0.64%)
テスラ<TSLA> 998.09(+4.11 +0.41%)
メタ・プラットフォームズ<FB> 213.90(-2.76 -1.27%)
AMD<AMD> 112.77(-2.01 -1.75%)
エヌビディア<NVDA> 256.68(-8.56 -3.23%)
ツイッター<TWTR> 37.74(-0.69 -1.80%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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