反落、急騰が続いた反動で利益確定の売りが優勢に=NY原油概況
NY原油先物4月限(WTI)(終値)
1バレル=107.67(-2.93 -2.65%)
ニューヨーク原油の期近は反落。終値の前営業日比(速報値)は期近2限月が2.93~2.45ドル安。その他の限月は1.63ドル安~0.65ドル高。
ウクライナへロシアが侵攻した後、主要国による対ロシア制裁もあって需給ひっ迫懸念が強まり、相場は急伸していたものの、利益確定の売りが優勢となった。イラン核合意再建がまもなく成し遂げられるとの観測が重しとなった。ただ、先月から妥結は数日以内、あるいは2月中と見方はあったが、未だに新たなイラン核合意は成立していない。
時間外取引で4月限は116.57ドルまで上昇し、2008年9月以来の高値を更新したが、利益確定の売りが強まると通常取引開始前には106.43ドルまで下落。ただ、通常取引が始まると下げは一服した。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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