ユーロドルでの上昇幅は限定的との見方も=NY為替
きょうも市場はウクライナ情勢に翻弄される中、ユーロドルは上値の重い展開となっている。NY時間に入って、ECB当局者が年内利上げにやや傾いているとの報道が伝わっていた。インフレ見通しが強まる中で、年終盤に金利を引き上げる必要がありそうだと認識しているECB理事が増えているという。次回3月10日の理事会を前に、資産購入終了時期を9月に設定するというコンセンサスが生まれつつあるとも伝えていた。
現在のECBのガイダンスでは、資産購入終了まで利上げは行わない姿勢を示している。10月利上げでは早過ぎで、11月は理事会がないことから、12月が有力とも見られているようだ。この報道が伝わってユーロドルはやや買いの反応も見られたが、一時的に留まっている。市場はすでに年内1回の利上げを織り込んでいるが、タカ派な見方では、ECBは年内に2回の利上げを実施し、中銀預金金利をゼロに戻すとの見方が出ている。しかし、上記の報道通りであれば、年内は1回の利上げに留まるということになる。
一部からは、ECBは利上げに慎重姿勢を示しているため、ユーロドルに対して大きく上昇する可能性は低いとの見方が出ている。ECBは現在の市場の予測よりも慎重になる可能性が高く、ユーロドルが持続的に上昇する余地は限られるという。エネルギー価格がインフレに与える影響は米英よりも大きいものの、賃金上昇圧力は穏やかだとも指摘した。
EUR/USD 1.1331 EUR/JPY 130.44 EUR/GBP 0.8341
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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