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FX/為替「ドル/円、115円回復のカギは株価」 外為トゥデイ 2022年1月27日号

マネ育チャンネル 

外為トゥデイ

目次

▼26日(水)の為替相場
(1):日銀 金融政策決定会合の主な意見を公表
(2):米新築住宅販売 市場予想上回る
(3):FOMC 政策金利据え置きを決定
(4):パウエル議長 タカ派的発言

▼26日(水)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報

▼本日の見通し

▼ドル/円の見通し:115円回復のカギは株価

▼注目の経済指標

▼注目のイベント

26日(水)の為替相場

f:id:gaitamesk:20220127092434p:plain期間:26日(水)午前7時10分~27日(木)午前6時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):日銀 金融政策決定会合の主な意見を公表

日銀は17-18日に開いた金融政策決定会合の「主な意見」を公表。「物価目標を安定的かつ持続的に達成するまで金融緩和を続けるという日銀の政策意図を誤解がないように対外的によく伝えるべきだ」との意見が出た。また、ある委員は「物価目標達成に向けて中長期インフレ予想をアンカーする(定着させる)には、実績値で2%のインフレ定着が確認されるまで緩和を行うのが最も確実だろう」と述べた事も明らかになった。

(2):米新築住宅販売 市場予想上回る

米12月新築住宅販売件数は年率換算81.1万件と、市場予想(76.0万件)を上回った。利上げ観測が住宅需要を押し上げた可能性があるとのこと。

(3):FOMC 政策金利据え置きを決定

米連邦公開市場委員会(FOMC)は政策金利(0.00-0.25%)の据え置きを決定。声明では「経済活動と雇用の指標は引き続き力強さを増した」とした上で、「インフレ率が2%を大きく上回り、労働市場が堅調であることから、委員会はFF金利の引き上げが間もなく適切になると見込んでいる」と表明した。また、買い入れ資産の縮小(量的引き締め=QT)については「利上げを開始した後に始める」とした。

(4):パウエル議長 タカ派的発言

米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長はFOMC後の会見で「状況が適切であれば、委員会は3月会合でFF金利を引き上げることを意識している」と言明。一方、今後の政策の道筋については「いかなる決定も下していない」とした。QTに関しては「予測可能な方法で行われる」としながらも「前回より早期で急速となる可能性がある」と述べた。また、毎回のFOMCで利上げを検討するのかとの質問に対しては、その可能性を否定しなかった。これらの発言がタカ派的と受け止められて米長期金利が上昇する中、ドル/円は114.69円前後まで上値を伸ばした。一方、クロス円はストレートドルに対するドル買いと株価の下落を受けて反落した。

26日(水)の株・債券・商品市場

f:id:gaitamesk:20220127081739p:plain

外為注文情報

<外為注文情報はこちら>

f:id:gaitamesk:20220127092503p:plain

【情報提供:外為どっとコム】

  • ※ 「外為注文情報」とは、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況を確認できるツールのことを指します。
  • ※また、高機能チャート(無料)では「取引分析」 を選択することで、チャート上に注文情報の表示が可能です。
  • ※ 尚、この外為注文情報は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。

 

本日の見通し

f:id:gaitamesk:20220127092424p:plain

ドル/円の見通し:115円回復のカギは株価

昨日のドル/円は、米連邦公開市場委員会(FOMC)後に114.69円前後まで上伸した。FOMCは次回会合(3月15-16日)での利上げ開始を示唆。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は、毎回のFOMCで利上げを検討するのかとの質問に対し、その可能性を否定しなかった。これらを受けて米長期金利が上昇する中、ドルはほぼ全面高となった。

ただ、パウエル議長の会見後に米国株が下落に転じるなど、株式市場は不安定な展開が続いている。世界の株式市場に落ち着きが戻らなければ安全資産の円を売る動きは強まりにくい。ドル/円が115円台を回復するには株価の反発が必要となりそうだ。

注目の経済指標

f:id:gaitamesk:20220127081726p:plain

注目のイベント

f:id:gaitamesk:20220127081704p:plain※時間は日本時間での表示になります。
※「注目の経済指標」「注目のイベント」は注目度が高い順に「◎」「○」「無印」で表示しております。
※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。

●免責事項

マネ育チャンネル:外為どっとコム

執筆者 マネ育チャンネル

執筆者 : マネ育チャンネル|外為どっとコム

マネーを育てよう!をテーマに、外為どっとコム総合研究所に所属する研究員が執筆するオリジナルレポートのほか豪華講師陣の貴重なFXレポート、個人投資家や著名投資家のインタビュー記事など、バラエティ豊かな情報を配信しています。為替トレンドに合わせた特集記事やFX初心者でも安心の学習コンテンツを用意しており、個人投資家の取引技能の向上に寄与すべく活動しています。

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