FX/為替「ドル/円、動意欠く展開」 外為トゥデイ 2021年12月29日号
目次
▼28日（火）の為替相場
（１）：日本失業率 前月から悪化
（２）：米住宅価格指数 伸び減速
（３）：米国株失速 円買い優勢
28日（火）の為替相場
期間：28日（火）午前7時10分～29日（水）午前6時55分 ※チャートは30分足（日本時間表示） 出所：外為どっとコム
（１）：日本失業率 前月から悪化
日本11月失業率は2.8％と前月の2.7％から悪化（予想2.7％）。同鉱工業生産は前月比+7.2％と予想（+4.8％）を上回る伸びとなった。
（２）：米住宅価格指数 伸び減速
米10月ケース・シラー住宅価格指数は前年比+18.4％（予想+18.5％、前月+19.1％）となり、3カ月連続で伸びが減速した。その後に発表された米12月リッチモンド連銀製造業指数は16と、予想（11）を上回った。
（３）：米国株失速 円買い優勢
堅調に始まった米国株が失速するとやや円買いが優勢となった。なお、史上初めて4800ポイントの大台を超えていたS＆P500は下落に転じた。
28日（火）の株・債券・商品市場
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本日の見通し
ドル/円の見通し：114円台後半を中心にもみ合う
昨日のドル/円相場は、月初来高値を僅かに更新したものの伸び悩んだ。東京市場で114.95円前後まで上昇したが、節目の115.00円を前に戻り売りに押された。欧米市場は月末・年末接近で動意を欠き、114.70-80円台で小動きとなった。
本日も114円台後半を中心にもみ合う展開が続きそうだ。ただし、薄商いゆえの値動きの軽さには引き続き注意が必要だろう。仮に115.00円を上抜ければ、上昇に弾みが付く事も考えられる。
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