シスコシステムズが決算受け下落 部品不足で売上高が低調な見通し示す=米国株個別
シスコシステムズ<CSCO>が下落。前日引け後に8-10月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を若干上回った。同社が注力しているサービス部門の売上高が予想を下回った一方、製品部門は予想範囲内だった。
ガイダンスも公表し、第2四半期の売上高の伸びが予想を下回ったほか、1株利益、粗利益率も予想を下回る見通しを示した。また、通期についても1株利益、売上高とも予想を若干下回っている。部品不足の影響で売上高が低調になる見通しを示した格好。
同社のロビンスCEOは「ハードウエアへの依存度低下を目指し、ソフトウエアやサービスを提供する体制を構築してきた。ただ当面は引き続き、顧客企業のネットワーク関連支出と、サプライチェーンによって成長や収益性は大きく影響を受ける状況にある」と述べた。
(8-10月・第1四半期)
・1株利益(調整後):0.82ドル(予想:0.81ドル)
・売上高:129.0億ドル(予想:129.9億ドル)
製品:95.3億ドル(予想:95.3億ドル)
サービス:33.7億ドル(予想:34.4億ドル)
・粗利益率(調整後):64.5%(予想:64.3%)
(11-1月・第2四半期見通し)
・1株利益(調整後):0.80~0.82ドル(予想:0.82ドル)
・売上高:4.5~6.5%増(予想:7.4%増)
・粗利益率(調整後):63.5~64.5%(予想:65.0%)
(通期見通し)
・1株利益(調整後):3.38~3.45ドル(予想:3.43ドル)
・売上高:5~7%増(予想:6.3%増)
(NY時間09:36)
シスコシステムズ<CSCO> 51.78(-4.98 -8.77%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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