AMCが決算受け下落 20年3月以前のレベルには戻っていないことが嫌気=米国株個別
映画館運営のAMC<AMC>が下落。前日引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、1株損益は赤字だったものの予想ほどではなく、売上高は予想を上回った。入場料収入、飲食とも予想を上回る売上高となった。今回の決算は消費者が映画館に戻り始めたことが示され、売上高は昨年の第1四半期以来の水準を記録した。ただ、パンデミック関連の閉鎖から改善は見せているものの、2020年3月以前のレベルには戻っていないことが嫌気されている模様。
同社はまた、独自の仮想通貨の創設を検討していることを発表したほか、大型映画作品に関連する記念の非代替性トークン(NFT)の作成について、ハリウッドのスタジオと協議していることも明らかにしている。
(7-9月・第3四半期)
・1株損益(調整後):-0.44ドル(予想:-0.53ドル)
・売上高:7.63億ドル(予想:7.08億ドル)
入場料:4.25億ドル(予想:4.18億ドル)
飲食:2.65億ドル(予想:2.51億ドル)
・EBITDA(調整後):-540万ドル
・平均スクリーン数:10151(予想:9895)
(NY時間10:04)
AMC<AMC> 40.62(-4.45 -9.86%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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