ペイパルが決算発表 一旦買い強まるも伸び悩む=米国株個別
決済システムのペイパル<PYPL>が引け後に7-月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益は予想を上回ったものの、営業収益は予想に届かなかった。また、アクティブ顧客アカウント数は予想範囲内に留まった。ガイダンスも公表しており、第4四半期、通期とも冴えない見通しを示した。
同社はまた、アマゾン<AMZN>と提携し、米顧客がベンモで支払うことができるようにしたと報告した。
決算発表直後は時間外で株価は買いが強まったものの、次第に伸び悩む動きが見られている。
(7-9月・第3四半期)
・1株利益(調整後):1.11ドル(予想:1.07ドル)
・営業収益:61.8億ドル(予想:62.3億ドル)
・アクティブ顧客アカウント数:4.16億件(予想:4.16億件)
・アクティブ顧客アカウント増減数:1330万件(予想:1330万件)
・支払取引件数:49億件(予想:49.4億件)
・営業利益率(調整後):+23.8%(予想:+24.4%)
・総取扱高:3099.1億ドル(予想:3136.6億ドル)
ベンモ:600億ドル(予想:646.7億ドル)
(10-12月・第4四半期見通し)
・1株利益(調整後):約1.12ドル(予想:1.28ドル)
・売上高:68.5~69.5億ドル(予想:72.4億ドル)
(通期見通し)
・1株利益(調整後):4.60~4.70ドル(従来:4.70ドル)(予想:4.72ドル)
・営業収益:253~254億ドル(従来:257.5億ドル)(予想:257.6億ドル)
・アクティブ顧客アカウント増減数:+5500万件(従来:5200万~5500万)(予想:5400万)
(NY時間16:49)時間外
ペイパル<PYPL> 230.50(+1.08 +0.47%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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