ビザが好決算も下落 国境閉鎖が依然として障害になると警告=ダウ採用銘柄
ビザ<V>が下落しておりダウ平均を圧迫している。取引開始前に7-9月期決算(第4四半期)を発表し、営業収益は予想範囲内だったものの1株利益は予想を上回った。取扱総額も予想を上回っている。四半期配当の増配も発表しており、1株0.375ドルに引き上げた。こちらも予想を上回った。株主還元も自社株買いと配当で第4四半期に37億ドル、通期では115億ドルを還元している。
好決算ではあったものの、市場の反応は鈍い。国外旅行者のカード支出は第4四半期に38%増加し、予想を上回る伸びとなったが、広範な国境閉鎖が依然として障害になると警告したことが嫌気されている模様。プラブCFOは「国境を越える旅行が2023年夏までパンデミック前の水準に達しない公算が大きい」と指摘していた。
(7-9月・第4四半期)
・1株利益(調整後):1.62ドル(予想:1.54ドル)
・営業収益:65.6億ドル(予想:65.2億ドル)
・取扱総額:453億ドル(予想:450.5億ドル)
(NY時間12:12)
ビザ<V> 219.06(-12.76 -5.50%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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