アジア株 上海香港は反落、規制強化を警戒した売り再開 外国人投資家撤退観測浮上
アジア株 上海香港は反落、規制強化を警戒した売り再開 外国人投資家撤退観測浮上
東京時間10:59現在
香港ハンセン指数 25992.25(-323.07 -1.23%)
中国上海総合指数 3380.11(-31.61 -0.93%)
台湾加権指数 17419.37(+16.56 +0.10%)
韓国総合株価指数 3214.35(-28.30 -0.87%)
豪ASX200指数 7409.10(-8.29 -0.11%)
アジア株は軒並み下落。ナスダック先物の下げを嫌気しているほか、中国当局による規制強化を警戒した売りに押されている。米株価指数は時間外で下落している。ダウ先物は120ドル安、ハイテク中心のナスダック先物は1.4%下げている。アマゾンドットコムが時間外で一時7%下げた。第3四半期の売上高見通しが市場予想を下回ったことが嫌気されているもよう。ナスダック先物の下げを受け、アジア株式市場では、ハイテクや通信サービス、コミュニケーションサービス関連が下落している。
また、中国・香港株式から外国人投資家らが撤退するのではないかとの観測が浮上しているもよう。ゴールドマンサックスは、顧客の間で、中国当局による規制強化を懸念する声が出ており、彼らとの会話で、「投資不能」との言葉をよく耳にすると指摘。前日のアジア市場では、中国証券当局と銀行幹部らが会談したとの報道を受け、投資家らの懸念が和らぎ、上海株と香港株は大幅上昇した。
そのほか、米中関係悪化も懸念されている。来週2日に、バイデン米政権が、中国のテクノロジーなどの企業59社に、米国民が投資することを禁止とする大統領令を発効する。
香港株は1.23%安。前日に大幅上昇したアリババ、テンセント、美団が下落している。上海市場では生活必需品や医療品、不動産が売られている。
執筆者 : MINKABU PRESS
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