ユーロ円が再び130円割れ ECBはさらに政策措置必要との見解も=NY為替
ドル円は買い戻しも見られているものの、本日はユーロの売りが優勢となっており、ユーロ円は再び130円の節目を割り込んでいる。130円より下には押し目買いやショートカバーも出るようで、下げ渋る動きも出ているものの、買戻しを強める動きも出ていない。目先は先週の安値129.60円付近が下値メドとして意識される。
先日のECBによる新たな戦略見直しは全体的により緩和的な政策への前段階として機能しており、ECBはさらに強力または持続的な政策措置が必要との見解も聞かれる。戦略見直しに続き、新たな行動を取ることにより、政策調整に信頼感を与える必要があるという。
通常の資産購入プログラム(APP)の現在の月間購入ペースは200億ユーロだが、それは2倍以上に拡大される可能性があるという。加えて、パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)の縮小後であれば、APPは月間700億ー800億ユーロに拡大する可能性もあると指摘している。
EUR/JPY 129.87 USD/JPY 110.05 EUR/USD 1.1801
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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